【第6戦】

2011年8月24日

ALMS Rd.6 ロードアメリカ

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全 9戦で構成されるアメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)第6戦「ロードレース・ショーケース」が8月18~20日、ロードアメリカ(1 周:4.048マイル(約6.515km)、ウイスコンシン州エルカートレイク)で開催された。4時間レースとして行われたこの1戦、チェッカーフラッグ まで緊迫の接近戦が続き、優勝したNo.6 ローラB08/62/アストンマーチン(L.ルーア/K.グラフ)と2位との差わずか0.112秒という、ALMS史上最も僅差のゴールとなった。

 

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金 曜日に行われた公式予選でポールポジションを奪ったのはK.グラフのドライブで1分51秒828を記録したNo.6 ローラB08/62/アストンマーチン(L.ルーア/K.グラフ)。2位はNo.20 ローラB09 /86マツダ(H.アル・マスード/S.カーン)、3位にはNo.16 ローラB09/86マツダ(C.ダイソン/G.スミス)が続いた。久々のエントリーが見られたLM P2クラスのNo.055 ローラ・ホンダ(S.タッカー/C.ブシュ/L.ディアス)は4台のLM P1マシンに続く5位でタイムは1分56秒664。

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エ ントリー台数、3つのワークスチームと有名ドライバーの参加により、注目度ではLM P1クラスを凌いでトップカテゴリーの様相を呈しているGTクラス。ポールポジションは今回もBMW Team RLLが奪った。No.56 BMW M3 GT(D.ミュラー/J.ハンド)で、ミュラーの手によってコースレコードとなる2分05秒447をマークした。2位はNo.4 コルベットZR1(O.ギャビン/J.マグヌッセン)で、No.62 フェラーリF458イタリア(J.メロ/T.ヴィランダー)が3位。

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第 6戦ロードアメリカの決勝は、激しい4時間レースとなった。No.6 ローラB08/62/アストンマーチンのL.ルーアが先ずトップに立つが、すぐにNo.20 ローラB09 /86マツダのS.カーンがこれをパス。レース序盤をリードする。No.16 ローラB09/86マツダのC.ダイソンは次第に遅れ、レースはNo.6 ローラ・アストンマーチンとNo.20 ローラ・マツダの一騎打ちの様相を呈するようになる。

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し かし、2度目のルーティンストップの間にNo.6 ローラB08/62/アストンマーチン(L.ルーア/K.グラフ)のK.グラフが再びリードを奪い、No.16 ローラB09/86マツダ(C.ダイソン/G.スミス)のG.スミスが2位。ダイソン・レーシングのもう1台、No.20 ローラB09 /86マツダ(H.アル・マスード/S.カーン)は1時間45分経過後にラジエター交換を強いられて大きく後退。優勝争いから脱落した。残り45分となっ たところでセーフティカーが導入されてフルコースコーションとなったが、トップ争いを展開する2台はこの時ともに最後のルーティンストップを行った。

 

終 盤はNo.6 ローラB08/62/アストンマーチン(L.ルーア/K.グラフ)のK.グラフとNo.16 ローラB09/86マツダ(C.ダイソン/G.スミス)のG.スミスによる激しいバトルが展開された。ゴールまで残り10分となったところで、トップの K.グラフは激しく迫るG.スミスを抑えつつ、燃費を気にしなければならなかった。グラフは昨年のこのレースで最終ラップまでトップを走りながらガス欠で ストップしている。

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それでもグラフは、スミスをわずか0.112秒抑えて最初にチェッカーフラッグを受けた。

 

K.グラフ:

「チー ムは”燃料をセーブしろ、でもプッシュしろ” といい続けている。でも両方はできない。でもやらなければならなかった。日が沈みはじめてからコースはかなり変化した。ルーカスも私も、どのラップもハー ドにプッシュしなければならなかった。4時間のスプリントレースだった」。

 

No.20 ローラB09 /86マツダ(H.アル・マスード/S.カーン)はアル・マサードがクラッシュしてリタイア。LM P1クラス3位にはNo.12 ローラB09/86/AER(T.バーゲス/C.マクマリー)が入った(総合7位)。

 

GTクラスはレースは序盤からNo.56 BMW M3 GT(D.ミュラー/J.ハンド)、No.4 コルベットZR1(O.ギャビン/J.マグヌッセン)、そしてNo.62 フェラーリF458イタリア(J.メロ/T.ヴィランダー)の争いとなった。

BMW Team RLLとJ.ハンドが3度のルーティン終えてもリード。これをNo.62 フェラーリF458イタリア(J.メロ/T.ヴィランダー)とNo.4 コルベットZR1(O.ギャビン/J.マグヌッセン)が追う。2時間経過する少し前にNo.4 コルベットZR1(O.ギャビン/J.マグヌッセン)のO.ギャビンがNo.56 BMWを抜いてトップに。マグヌッセンのコルベットよりも早いピット作業で、No.56 BMW M3 GT(D.ミュラー/J.ハンド)のD.ミュラーが再びリード。だがその後、No.62 フェラーリF458イタリアのJ.メロがこれに先行する。

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結局、最新のミシュランタイヤのアドバンテージを活かしたNo.62 フェラーリF458イタリア(J.メロ/T.ヴィランダー)が2台のワークスBMWを抑えて今季初勝利を飾った。

 

J.メロ:

「チー ム、フェラーリ、そして我々のニューモデルにとってこれは非常に重要な勝利だ。ミシュランにとても感謝している。ニュータイヤはBMWとバトルを展開して いる時にGT最速ラップを記録(レース中のラップレコード)するのに寄与した。タイヤはずっと安定していて後続を引き離すことができた」。

 

LM P2クラス唯一のNo.055ローラ・ホンダ(S.タッカー/C.ブシュ/L.ディアス)は2台のLM P1マシンと2台のLM PCに続く5位でレースを終えた。

 

LM PCクラスはNo.52 オレカFLM09のR.ジュンコ/B.レイジンガー組が制し、総合でも3位に入った。GTCクラスはNo.54 ポルシェ911GT3 CupのT.パパス/J.ブリーケモレン組が1位(総合23位)。

 

ミシュラン・ノース・アメリカ

モータースポーツマネージャー

シルビア・マモン:

「こ のレースでファンは、ALMSのドライバー、チーム、そしてテクニカルパートナーの才能を示したものすごいレースを見ることができた。シーズン中のアップ デートが我々のテクニカルパートナーをこのような高いレベルで走るのを助けたことを特によろこんでいる。今日は1位をミシュランとそのテクニカルパート ナーがうめた一日だった。マッスル・ミルク・アストンマーチンチームに加え、フェラーリに新しい458イタリアでの勝利、PR1マシィアセン・チームと R.ジュンコのLMPC初勝利を祝福したい。リズィ・コンペツィオーネのT.ヴィランダーにとってもALMS初勝利だったし、B.レイジンガーにとっても LMPC初勝利だった」。

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ミシュラン・グリーンXチャレンジはマッスルミルク・アストンマーチン・レーシング(No.6 ローラB08/62/アストンマーチン)とコルベット・レーシング(No.4 コルベットZR1)がそれぞれ獲得した。

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