日本ミシュランタイヤ(株)小田島広明モータースポーツマネージャーが語る、2012年ル・マン24時間&WEC世界耐久選手権)他のポイント

「ル・マン24時間に限らず、コンペティション(競争)の場は、技術開発の場であり、イノベーション(技術革新)の場でもあります。それが、我々ミシュランの モータースポーツタイヤ開発部門の姿勢です。たとえば耐久レースは、勝つことを追求するだけの場ではなく、1セットのタイヤで走行できる距離をいかに伸ばせるかという技術的なチャレンジの場でもあるということです。
 モータースポーツタイヤにおけるイノベーションには、たとえばグリップを上げるとか、タイヤで速く走るといった課題があるのはもちろんのことです。しか し、現在はそれだけではなく、環境への寄与とか、社会の要請に応えたいろいろな技術的進歩を図るという課題があります。その趣旨でミシュランは、高いエネルギー効率を示したチームを表彰する『ミシュラン・グリーンXチャレンジ』という賞典を設けています。この賞を得るにはミシュランタイヤを履いてなくても いいのです。
 また、タイヤが長持ちしてパフォーマンスを維持できるようになると、サーキットに持っていくタイヤの本数を減らすことができるようになります。タイヤ本数が少なくなれば、当然それにかかる輸送コストも下げられます。コストだけでなく、動かすトラックの数や大きさも減じることができるので、CO2の排出量を減らすことにもつながる。タイヤの生産量も少なくできるので、生産する工場でのCO2排出量も減らすことができる。今、ヨーロッパでは様々なところで、 製品の環境負荷をCO2に換算して示し、それを抑えていこうという動きが出てきていますが、我々はそれも進んで取り組むべき競争だと思っています。そうい うことも我々ミシュランにとっては価値のあるチャレンジなんです」

2012年3月17日 【第1戦】

ALMS Rd.01 セブリング12時間

2012年WEC(世界耐久選手権)/ALMS(アメリカン・ル・マン・シリーズ)開幕戦セブリング12時間

■2012年3月16〜17日

■セブリング・インターナショナル・レースウェイ(アメリカ・フロリダ州):全長6.017km

 

 今年、新たに設立されたWEC(世界耐久選手権)とALMS(アメリカン・ル・マン・シリーズ)の双方の開幕戦となるセブリング12時間が開催され、ミシュランタイヤを使用するアウディ・スポーツ・チーム・ヨーストのNo.2アウディR18 TDI(A.マクニシュ/T.クリステンセン/R.カペッロ)が総合優勝、新生WECの最初のウィナーとなりました。

 

 今大会のエントリー総数は64台で、うち30台がWEC登録車両という構成。その内訳は、LM P1クラス9台、LM P2クラス9台、LM GTE Proクラス5 台、LM GTE Amクラス7台というものでした。

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