【Basics】

2012年3月28日

ミシュランの耐久レースへの取り組み

日本ミシュランタイヤ(株)小田島広明モータースポーツマネージャーが語る、2012年ル・マン24時間&WEC世界耐久選手権)他のポイント

「ル・マン24時間に限らず、コンペティション(競争)の場は、技術開発の場であり、イノベーション(技術革新)の場でもあります。それが、我々ミシュランの モータースポーツタイヤ開発部門の姿勢です。たとえば耐久レースは、勝つことを追求するだけの場ではなく、1セットのタイヤで走行できる距離をいかに伸ばせるかという技術的なチャレンジの場でもあるということです。
 モータースポーツタイヤにおけるイノベーションには、たとえばグリップを上げるとか、タイヤで速く走るといった課題があるのはもちろんのことです。しか し、現在はそれだけではなく、環境への寄与とか、社会の要請に応えたいろいろな技術的進歩を図るという課題があります。その趣旨でミシュランは、高いエネルギー効率を示したチームを表彰する『ミシュラン・グリーンXチャレンジ』という賞典を設けています。この賞を得るにはミシュランタイヤを履いてなくても いいのです。
 また、タイヤが長持ちしてパフォーマンスを維持できるようになると、サーキットに持っていくタイヤの本数を減らすことができるようになります。タイヤ本数が少なくなれば、当然それにかかる輸送コストも下げられます。コストだけでなく、動かすトラックの数や大きさも減じることができるので、CO2の排出量を減らすことにもつながる。タイヤの生産量も少なくできるので、生産する工場でのCO2排出量も減らすことができる。今、ヨーロッパでは様々なところで、 製品の環境負荷をCO2に換算して示し、それを抑えていこうという動きが出てきていますが、我々はそれも進んで取り組むべき競争だと思っています。そうい うことも我々ミシュランにとっては価値のあるチャレンジなんです」


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