【ELMS 第1戦 シルバーストン: レポート】

2013年4月18日

ELMS Rd.1 雨に翻弄された開幕戦。LM GTEクラスはミシュランユーザーが表彰台を独占!

 

  • 2013年ELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)第1戦 シルバーストーン3時間
  • 予選/決勝:4月13日
  • シルバーストーン・サーキット(イギリス):全長5.891km
  • 決勝レース時間:3時間

 

 今年から新たなフォーマットで行われるELMSの開幕戦がWEC(FIA世界耐久選手権)併催のもとで開催されました。3時間の決勝レースは雨のために残り40分のところで中断→そのまま終了となり、総合優勝はJOTAスポーツのNo.38 ザイテックZ11SN・日産(S.ドラン/O.ターベイ)が獲得。LM GTCクラスは1位から3位までをミシュランタイヤ装着車が占める結果となりました。

 

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 プロフェッショナルチームを主体とする耐久レースシリーズであるWECに対して、このELMSはよりローコストで参戦できるシリーズとして設定されおり、そのトップカテゴリーはLM P2クラスとなります。ミシュランは、昨年は同クラスにおける活動を行っていませんでしたが、今年から再開。今大会のLM P2クラスには9台が出走しましたが、ミシュランはシニアテック・アルピーヌのNo.36 アルピーヌ・日産(P.ラゲ/N.パンチアティチ)にのみタイヤ供給を行いました。

 

 一方、激しい戦いが予想されるLM GTEクラスでは、8台のエントリーのうち7台がミシュランタイヤを使用して出場しました。また、プロトタイプカテゴリーの入門クラスという設定で、FLMオレカ09シャシー/GM製V8ガソリン自然吸気エンジン/ミシュランタイヤのパッケージによるワンメイクで行われるLM PCクラスには3台、やはりミシュランタイヤのワンメイクとなるGTCクラスには3台がそれぞれエントリーしました。

 

 

■公式予選

 決勝レース当日である4月13日(土)の午前11時20分からウェットコンディションのもとで行われた公式予選でポールポジションを獲得したのはJOTAスポーツのNo.38 ザイテックZ11SN・日産(S.ドラン/O.ターベイ)。ミシュランを履くシニアテック・アルピーヌのNo.36 アルピーヌ・日産(P.ラゲ/N.パンチアティチ)は予選3位につけました。

 

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 LM GTEクラスでは、RAMレーシングのNo.52 フェラーリF458イタリア(J.モーレン/M.グリフィン)がミシュランのスリックタイヤを履いてトップタイム。これに続いたのはやはりミシュランを使うプロトン・コンペティションのNo.77 ポルシェ911 GT3 RSR(C.リード/G.ローダ/N.タンディ)で、同クラスの予選はトップ5が1秒以内にひしめく僅差の争いとなりました。

 

 

■決勝レース

 昨年までのELMSの決勝レースは6時間で行われましたが、今年はシリーズ全戦が3時間で争われることになりました。そして迎えたシリーズ初戦の決勝は、予選に続いてウェットコンディションの中でスタート。最初の1時間のうちにトップが5回も入れ替わる接近戦が演じられましたが、降りしきる雨の中でスピンやクラッシュを喫する車両が多発しました。

 

 このため、レース中盤からセーフティカーが導入されました。しかしながら、50分にわたってセーフティカーランを続けてもコンディションの回復はならず、むしろスロー走行の中でもスピンする車両が見られるほどの状態に。そのため、レース時間の77%をこなしたところで赤旗が提示され、そのままレースは終了となりました。

 

 その結果、ポールポジションからスタートし、セーフティカー導入時点にトップを走っていたJOTAスポーツのNo.38 ザイテックZ11SN・日産(S.ドラン/O.ターベイ)が優勝も手にすることに。2位にはレース・パフォーマンスのNo.34 オレカ03・日産(M.フレイ/P.ニーダーハウザー)が入り、ミシュラン・パートナーチームであるシニアテック・アルピーヌのNo.36 アルピーヌ・日産(P.ラゲ/N.パンチアティチ)は4位でした。

 

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 LM GTEクラスは、予選クラス2位からスタートしたプロトン・コンペティションのNo.77 ポルシェ911 GT3 RSR(C.リード/G.ローダ/N.タンディ)が優勝。2位にはNo.52 J.モーレン/M.グリフィン、3位にはNo.53 G.ジャネット/F.モンテカルボと、フェラーリF458イタリアを駆ったRAMレーシングの2組がともに表彰台に上り、ミシュランユーザーが表彰台を独占しました。

 

 レベルの高いレースを安価に経験できることを狙って設定されているLM PCクラスに出場した3台はすべてチーム・エンデュランス・チャレンジという名のエントリー名のもとでの参戦でしたが、その中でも安定した走行を見せたNo.48 A.ポンス/S.アヤリがクラス優勝。同様の趣旨で設けられているGTCクラスはエキュリエ・エコッスのNo.79 BMW Z4(O.ミルロイ/A.スミス/A.マッケイグ)が制しました。

 

 

   

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