【ALMS 第4戦 ノースイースト GP: レポート】

2013年7月 7日

ALMS Rd.4 ダイソン・レーシング首位快走もトラブルに泣き、マッスルミルク・ピケット・レーシングが3連勝を達成

 

  • 2013年ALMS(アメリカン・ル・マン・シリーズ)第4戦ノースイースト・グランプリ
  • 予選:7月5日/決勝:7月6日
  • ライムロックパーク(コネチカット州レイクビル):全長2.371km
  • 決勝レース時間:2時間45分

 

 ALMS第4戦が7月6日にライムロックパークで開催され、マッスルミルク・ピケット・レーシングのNo.6 HPD ARX-03a・ホンダ(K.グラフ/L.ルーア)が優勝。第2戦ロングビーチから負けなしの3連勝を飾りました。また、激戦区のGTクラスではBMWチームRLLのNo.56 BMW Z4 GTE(D.ミュラー/J.エドワーズ)がコルベット・レーシングのNo.3 コルベットC6 ZR1(J.マグヌッセン/A.ガルチア)をわずか0.905秒差で退けて制しました。

 

 今大会へのエントリーは、P1クラスが3台、P2クラスが4台、GTクラスが11台、PCクラスが7台、GTCクラスが8台で、合計33台。このうち、P1クラスでは2台、P2クラスでは全車、そしてGTクラスでは9台がミシュランタイヤを装着してレースに臨みました(PCクラスとGTCクラスはタイヤがワンメイクとなっています)。

 

 今年のALMSにはWEC(FIA世界耐久選手権)のトッププライベートチームであるレベリオン・レーシングがシリーズ参戦する予定ですが、彼らはこのライムロックパークへの出場をキャンセル。それでも今回のP1クラスは、これまでとは明らかに異なるレース展開となりました。前日の予選ではマッスルミルク・ピケット・レーシングのNo.6 HPD ARX-03a・ホンダがポールポジションを奪いましたが、決勝ではダイソン・レーシングチームのNo.16 ローラB12/60・マツダがスタートから先行。そして、ルーカス・ルーアがドライブするNo.6 HPD・ホンダの追撃を抑え込みながらトップを走り続けたのです。

 

 23周目にはNo.6 HPD・ホンダがNo.16 ローラ・マツダをかわして首位を奪いましたが、しかし翌周には抜き返されてしまいます。その後もこの2台は度々ポジションを入れ替えましたが、今回はクリス・ダイソンが駆るNo.16 ローラ・マツダがこれまでになく力強い走りを披露しました。

 

 ところが、1回目のピットストップにおいて、今年チーム設立30周年を迎えたダイソン・レーシングを不運が襲いました。ガイ・スミスにドライバー交替したところ、シートベルトが締まらないというトラブルが発生したのです。この問題を解決してピットを離れたときには、No.16 ローラ・マツダはNo.6 HPD・ホンダに2周近くもの差をつけられていました。

 

 これでトップを確かなものとしたNo.6 HPD・ホンダですが、1回目のピットストップではドライバー交替を行わず、さらに1時間をルーカス・ルーアが走行。そしてゴールまで残り45分となったところで2度目のピットストップを行い、クラウス・グラフに交替しました。そしてステアリングを託されたグラフも安定した走行を続け、結局今回も2位となったNo.16 ローラ・マツダに大差をつけて優勝しました。

 

 GTクラスの予選は上位8台が1秒以内にひしめく混戦模様。その中でも、ディルク・ミュラーとジョン・エドワーズが組むBMWチームRLLのNo.56 BMW Z4 GTEがポールポジションを奪いました。そして決勝でも同車がスタートからリードを奪い、レース中盤に至ってもトップを走り続けましたが、レース終盤に至ってヤン・マグヌッセンと組んでNo.3 コルベットC6 ZR1を駆るアントニオ・ガルチアが猛追。最後にはNo.56 BMWの真後ろにまで迫りました。しかし、ここでガルチアも踏ん張りを見せ、最終的には1秒を切る僅差ながらもNo.3 コルベットを振り切って、BMWチームRLLとしては今季2勝目、マグヌッセンとガルチアのコンビとしては今季初の優勝を飾りました。

 

 P2クラスはスコット・タッカー/ライアン・ブリスコー組のレベル5モータースポーツのNo.551 HPD ARX-03b・ホンダがポールtoフィニッシュを達成。これでタッカーとブリスコーのふたりはシーズン3勝目を挙げることになりました。2位には43秒差でスコット・シャープ/ガイ・コスモ組のエクストリーム・モータースポーツのNo.01 HPD ARX-03b・ホンダが入りました。

 

 なお、オレカFLM09とコンチネンタルタイヤによるワンメイクのPCクラスはNo.9 ブルーノ・ジュンケイラ/ダンカン・エンデ組が、ポルシェ911GT3 CupとヨコハマタイヤによるワンメイクのGTCクラスはNo.45 ネルソン・カナシェJr./スペンサー・パンペリーがそれぞれ優勝しました。

 

 そして高いエネルギー効率を示したチームを表彰する『ミシュラン・グリーンXチャレンジ』は、プロトタイプカテゴリーでは総合優勝も飾ったマッスルミルク・ピケット・レーシングのNo.6 HPD ARX-03a・ホンダが、GTカテゴリーではGTクラス優勝を果たしたBMWチームRLLのNo.56 BMW Z4 GTEがそれぞれウイナーとなりました。

 

 

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