【Asian LMS 第2戦 富士 (日本): レポート】

2013年9月23日

新生アジアン・ル・マン・シリーズの日本ラウンドが無事終了、総合優勝はKCMGのモーガン・日産が果たす

2013年Asian LMS(アジアン・ル・マン・シリーズ)第2戦

3 Hours of Fuji

9月22日(日) 決勝レース

富士スピードウェイ(静岡県駿東郡):全長4.563km

 

 

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 アメリカン・ル・マン、そしてヨーロピアン・ル・マンに続く3つ目のル・マン・シリーズとして今年から開催されているアジアン・ル・マン・シリーズ(アジアンLMS)の第2戦が富士スピードウェイで開催され、中国チームのKCMGから出場したLM P2クラスのNo.18 モーガン・日産(J.ウインスロー/小泉洋史/R.ブラッドレー)が総合優勝。GTCクラスではクラフト・レーシングAMRのNo.007 アストンマーチン・ヴァンテージGT3(F.ユー/R.ライアン)がポールtoフィニッシュを果たしました。

 

 日本初開催となったアジアンLMSのシリーズ戦に出場したのは計20台。その内訳は、LM P2クラスが2台、GTEクラスが1台、GTCクラスが7台、そして今回特別に設けられたSGTクラス(日本のSUPER GTシリーズに参戦しているGT300車両を対象としたクラス)が10台というものでした。

 

 なお、アジアンLMSはコントロールタイヤ制を採用しており、常設クラス(LM P2、GTE、GTC)の全車はミシュランの市販レーシングタイヤを装着して出場。一方、今大会限定のSGTクラスは出場各車が普段のSUPER GTで使用しているタイヤを使えるという特別規則のもとで行われ、スバルBRZ R&DスポーツのNo.61 スバルBRZ GT300(山野哲也/佐々木孝太)が唯一ミシュランタイヤを使用しました。

 

 

■決勝レース

 この週末の富士スピードウェイは晴天に恵まれ、3時間で争われる決勝レースは、気温27℃、路面温度37℃というコンディションのもと、午後2時にスタートしました。

 

 ここで先行したのは予選では2位に甘んじたKCMGのNo.18 モーガン・日産で、同車のスタートドライバーを務めた小泉洋史は直接のライバルとなるOAKレーシングのNo.24 モーガン・ジャッドを着実に引き離していきました。

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 ところが、スタートから10分強が経過したところで小泉がドライブするNo.18 モーガン・日産が大きく遅れ、ジェフリー・リーが乗り込んだNo.24 モーガン・ジャッドがトップに。しかし、本来のペースを取り戻した小泉は遅れを素早く取り返し、13周目にはNo.18 モーガン・日産をかわしてトップを奪還しました。

 

 その後、KCMGのNo.18 モーガン・日産(J.ウインスロー/小泉洋史/R.ブラッドレー)は順調にトップを走行し続け、3時間で108周を走り切って優勝。8月に韓国で開催されたシリーズ開幕戦に続く2連勝を飾りました。

 

 前日の予選ではポールポジションを奪ったOAKレーシングのNo.24 モーガン・ジャッド(D.チェン/J.リー/C.F.チェン)は、決勝では終始ライバルに主導権を握られる格好になりましたが、それでも3時間レースを同一周回で走り切り、2位でのフィニッシュを果たしました。

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 GTCクラスは、前日の予選に続いてクラフト・レーシングAMRのNo.007 アストンマーチン・ヴァンテージGT3(F.ユー/R.ライアン)とAFコルセのNo.77 フェラーリ458 GT3(S.ワイヤット/M.ルーゴロ/A.ベルトリーニ)の争いとなりましたが、日本のレースで活躍しているリチャード・ライアンがレース序盤に築いたリードを活かしたNo.007 アストンマーチンがクラス優勝を飾り、総合でも8位に入りました。

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 GTCクラス2位はNo.77 フェラーリで、No.007 アストンマーチンと同一周回でフィニッシュ。これらトップ2には2周の差をつけられましたが、レース直前にSGTからこのGTCへと出場クラスを変更したパシフィック・ディレクション・レーシングのNo.9 ポルシェ911 GT3R(坂本祐也/横幕ゆぅ/水谷 晃)がクラス3位に入りました。

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 唯一GTEクラスにエントリーしたチーム・タイサン・ケン・エンドレスのNo.70 フェラーリ458 GTE(飯田 章/中野信治/密山祥吾)は、先述のNo.9 ポルシェとは同一周回ながらも先でフィニッシュし、総合12位に入りました。

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 また、今大会で特別に設けられたSGTクラスでは、SUPER GTのGT300クラスで目下シリーズランキングトップにつけるNo.16 ホンダCR-Z GT(武藤英紀/中山友貴)がクラス優勝を獲得。総合成績では3位に食い込みました。同クラスで唯一のミシュランユーザーであるNo.61 スバルBRZ GT300(山野哲也/佐々木孝太)は、周回遅れの車両との接触によるペナルティストップが課されるなどしつつもクラス3位でのフィニッシュを果たしました。

 

 なお、アジアンLMSの次戦となるシリーズ第3戦は10月12〜13日に中国の珠海サーキットで開催されます。

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