【USCC 第1戦 デイトナ】

2014年1月28日

新生USCCがスタート! 開幕戦デイトナ24時間のGTLMクラスはポルシェ911 RSRが2.838秒差の接戦を制す

  • 2014年USCC(ユナイテッド・スポーツカー選手権)第1戦デイトナ24時間
  • 予選:1月23日(木)/決勝:1月25日(土)〜26日(日)
  • デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ(フロリダ州デイトナビーチ):全長5.73km
  • 決勝レース時間:24時間

 

従来のALMS(アメリカン・ル・マン・シリーズ)とグランダム(グランドアメリカン・ロードレーシング選手権/公式名称:ロレックス・スポーツカー・シリーズ)が統合されて今年誕生した新シリーズであるUSCC(ユナイテッド・スポーツカー選手権)の開幕戦がデイトナで行われ、ミシュランがタイヤ供給を行うGTLMクラスではポルシェ・ノースアメリカのNo.911 ポルシェ911 RSR(N.タンディ/R.リーツ/P.ピレ)が優勝を飾りました。

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これまでアメリカではALMSとグランダムというふたつのスポーツカーレースシリーズが開催されてきていましたが、今年からこの両シリーズが統合され、USCCという全13戦の新シリーズがスタートすることになりました。開催されるのは、P(プロトタイプ)、PC(プロトタイプ・チャレンジ)、GTLM(GTル・マン)、GTD(GTデイトナ)の4クラスで、このうちミシュランはGTLMクラスにおいてタイヤ供給活動を行います。

 

そして、この新生USCCの初戦とされたのがデイトナ24時間。今年で52回目の開催を迎え、かつてはポルシェ956/962Cや日本の自動車メーカーなどのグループCカーが活躍して世界的な注目を集めていた時期もある伝統のビッグイベントです。近年はミシュランがタイヤ供給を行っていなかったグランダムの開幕戦として催されてきたことから、このレースにミシュランが参加するのは実に13年ぶりのこととなりました。

 

今回のデイトナ24時間におけるGTLMクラスへの出場台数は11台で、エントラントの大半は昨年までALMSに参戦していたチームです。そして1月23日(木)に行われた公式予選ではSRTモータースポーツのNo.91 SRTバイパーGTS-R(D.ファーンバッハー/M.グーセンス/R.ハンター・レイ)が速く、マルク・グーセンスが記録した1分44秒506によってポールポジションを獲得しました。

 

GTLMクラス 公式予選結果(トップ6)

1.              No.91 SRTモータースポーツ(SRTバイパーGTS-R)
2.              No.911 ポルシェ・ノースアメリカ(ポルシェ911 RSR)
3.              No.93 SRTモータースポーツ(SRTバイパーGTS-R)
4.              No.4 コルベット・レーシング(コルベットC7.R)
5.              No.912 ポルシェ・ノースアメリカ(ポルシェ911 RSR)
6.              No.97 アストンマーチン・レーシング(アストンマーチン・ヴァンテージV8)

 

 

■決勝レース

24時間にわたる決勝レースのスタートが切られたのは1月25日(土)の午後2時10分。GTLMクラスをまずリードしたのは2台のSRTバイパーGTS-Rで、これをリズィ・コンペツィオーネのNo.62 フェラーリF458イタリアとポルシェ・ノースアメリカのNo.911 ポルシェ911 RSRが追いかけました。

 

スタートから約2時間50分が経過したところでNo.62 フェラーリF458イタリアがPクラスのコルベットDPと絡んでクラッシュするアクシデントが発生。No.62 フェラーリはリタイアに追い込まれました。その後は2台のポルシェ911 RSRと2台のSRTバイパーGTS-Rによるトップ争いに。そしてレースも中盤になると、予選では上位に食い込めなかったBMWチームRLLのNo.56 BMW Z4 GTEがトップ3圏内に上がってきました。

 

やがてスタートから12時間が経過。2台のポルシェ911 RSRとNo.4 コルベットC7.R、そしてBMWチームRLLのもう一台であるNo.55 BMW Z4 GTEが1ラップ以内の差でトップを争う格好となり、予選からレース序盤にかけて速さを見せてきた2台のSRTバイパーGTS-Rは後退。そして、24時間レースの4分の3にあたる18時間をこなした段階では、No.912 ポルシェ911 RSRがエンジントラブルに見舞われてピットに張り付いていました。

 

レース終盤、優勝争いはNo.911 ポルシェ911 RSRとNo.55 BMW Z4 GTEによる一騎討ちとなりました。すると、レース終了間際にアクシデントが発生してイエローコーションとなり、No.911 ポルシェとNo.55 BMWの間にあったギャップは吹き飛ぶことに。そして24時間にわたる戦いも残り10分となったところでレースは再開されました。

 

長いレースの最後の最後で演じられることになったスプリントバトルでした。ここでジョイ・ハンドが駆るNo.55 BMW Z4 GTEはパトリック・ピレのNo.911 ポルシェ911 RSRをつつき回し、やがてオーバーテイクに成功。しかし、ピレも意地を見せて残り2周となったところで再逆転を果たし、最終的には2.838秒差でNo.55 BMWを振り切ってNo.911 ポルシェがUSCC初戦のGTLMクラスを制しました。

 

なお、この勝利はデイトナ24時間における911ベースのポルシェの通算40勝目となるもの。また、新生チームであるポルシェ・ノースアメリカはそのデビューレースで優勝を飾るという最高の結果を手にしました。

 

GTLMクラス 決勝結果(トップ6)

1.              No.911 ポルシェ・ノースアメリカ(ポルシェ911 RSR)
2.              No.55 BMWチームRLL(BMW Z4 GTE)
3.              No.91 SRTモータースポーツ(SRTバイパーGTS-R)
4.              No.56 BMWチームRLL(BMW Z4 GTE)
5.              No.4 コルベット・レーシング(コルベットC7.R)
6.              No.93 SRTモータースポーツ(SRTバイパーGTS-R)
 

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