【USCC 第2戦 セブリング】

2014年3月18日

ポルシェ・ノースアメリカ、新生USCC GTLMクラス開幕2連勝!

  • 2014年USCC(ユナイテッド・スポーツカー選手権)第2戦セブリング12時間
  • 予選:3月14日(金)/決勝:3月15日(土)
  • セブリング・インターナショナル・レースウェイ(アメリカ・フロリダ州):全長6.017km
  • 決勝レース時間:12時間

 

これまでアメリカで並立してきたALMS(アメリカン・ル・マン・シリーズ)とグランダム(グランドアメリカン・ロードレーシング選手権)というふたつのスポーツカーレースシリーズが統合されて今年誕生したUSCC(ユナイテッド・スポーツカー選手権)の第2戦セブリング12時間が開催され、ミシュランがタイヤ供給を行うGTLMクラスではNo.912 ポルシェ911 RSR(P.ロング/M.クリステンセン/J.ベルグマイスター)が優勝。ポルシェ・ノースアメリカが開幕2連勝を飾りました。

 

今回が62回目の開催となったセブリング12時間は、先のUSCC開幕戦デイトナ24時間と並んでアメリカの耐久レースにおけるクラシックイベントとして知られています。その舞台であるセブリング・インターナショナル・レースウェイは飛行場の滑走路の一部を利用して作られたサーキットで1950年にオープン。これまで数々の名勝負が繰り広げられてきました。

 

新生USCCの第2戦として開催された今回のセブリング12時間には計63台が出場。全4クラスの中で唯一タイヤ競争があり、そして唯一ミシュランがタイヤ供給を行っているGTLMクラスには11台がエントリーし、そのうち10台がミシュランタイヤを装着してレースに臨みました。

 

3月14日(金)に行われた予選では、ポルシェ・ノースアメリカのNo.912 ポルシェ911 RSRをドライブするミカエル・クリステンセンが予選ラップレコードとなる1分58秒933をマーク。今年ポルシェのワークスドライバーとなってWEC(FIA世界耐久選手権)とUSCCの両シリーズに参戦する23歳が、初めて走るセブリングでポールポジションを奪い取りました。予選2位には0.091秒という僅差でBMWチームRLLのNo.56 BMW Z4 GTE、そして予選3位にはやはり0.070秒というわずかな差でチームメイトのNo.55 BMW Z4 GTEがつけました。

 

GTLMクラス 公式予選結果(トップ6)
1.              No.912 ポルシェ・ノースアメリカ(ポルシェ911 RSR)
2.              No.56 BMWチームRLL(BMW Z4 GTE)
3.              No.55 BMWチームRLL(BMW Z4 GTE)
4.              No.4 コルベット・レーシング(コルベットC7.R)
5.              No.3 コルベット・レーシング(コルベットC7.R)
6.              No.911 ポルシェ・ノースアメリカ(ポルシェ911 RSR)

 

 

■決勝レース

シリーズで2番目の長丁場となる12時間にわたる決勝レースは3月15日(土)の午前10時15分にスタート。GTLMクラスは予選トップのNo.912 ポルシェ911 RSRが先行し、No.3 コルベットC7.R、No.56 BMW Z4 GTE、No.911 ポルシェ911 RSRと続きました。他方、計62台がスタートとしたこのレースは序盤からスピンやコースアウトを喫する車両が続き、11周目には早くもペースカーが出動。さらにはコース上で火災が発生するなどの荒れ模様となりました。

 

そんな中、No.912 ポルシェ911 RSRはやがてポジションを下げていき、スタートから3時間が経過する頃には2台のSRTバイパーGTS-Rが1-2体制で走行していました。これをNo.4 コルベットC7.R、そしてNo.912 ポルシェ911 RSRが追うというオーダーでした。その後さらに1時間余が過ぎたところでPCクラスの車両2台によるアクシデントのために赤旗が提示され、レースが一時ストップしましたが、それがGTLMクラスの戦況に大きな変化を及ぼすことはありませんでした。

 

12時間のレースが折り返しを迎えても、GTLMクラスは8位までの車両が同一周回で走行。そしてスタートから8時間が経過した時点ではNo.4 コルベットC7.Rがトップを走り、No.91 SRTバイパーGTS-R、No.3 コルベットC7.R、No.912 ポルシェ911 RSRと続いていました。

 

そんなGTLMクラスの争いは最後の1時間で俄然ヒートアップしました。トップはNo.93 SRTバイパーGTS-Rで、これを約2秒差でNo.912 ポルシェ911 RSRが追っていました。そんな折、Pクラスの車両がコース上でストップ。ポルシェ・ノースアメリカはこれでフルコースコーションとなると予測し、最後のルーティンストップとドライバー交替のためにNo.912 ポルシェをいち早くピットに呼び戻しました。

 

その後、黄旗が短い時間提示され、上位車両が続々と最後のルーティンストップを実施。各車がコースに戻ったところでGTLMクラスのレースリーダーはNo.912 ポルシェ911 RSRとなっていました。同車はピット戦略で先手を打ったことで逆転トップに立つことに成功したわけですが、しかし、かわされたNo.93 SRTバイパーGTS-Rは僅差で追撃してきています。No.912 ポルシェはヨルグ・ベルグマイスター、No.93 SRTバイパーはジョナサン・ボマリートが最後のスティントを担当。ともに懸命な走りを続けた結果、ポジションを変えることなくフィニッシュを迎え、No.912 ポルシェがNo.93 SRTバイパーを振り切ってクラス優勝を果たしました。なお、12時間レースを走り終えた2台を分けた差は5.296秒にすぎませんでした。

 

3位にはNo.55 BMW Z4 GTEが入りましたが、こちらも2位との差は5.144秒というわずかなものでした。そして4位にはクローン・レーシングのNo.57 フェラーリF458イタリア(T.クローン/N.ジョンソン/A.ベルトリーニ)が入り、同車までが優勝と同一周回でのフィニッシュとなりました。

 

なお、十分に優勝を狙える位置でレース終盤を迎えていたNo.4 コルベットC7.Rですが、フィニッシュまで残り55分というところでスピン。それでも3位につけていましたが、その後燃料系のトラブルに見舞われ、結局6位でのフィニッシュとなりました。

 

GTLMクラス 決勝結果(トップ6)
1.              No.912 ポルシェ・ノースアメリカ(ポルシェ911 RSR)
2.              No.93 SRTモータースポーツ(SRTバイパーGTS-R)
3.              No.55 BMWチームRLL(BMW Z4 GTE)
4.              No.57 クローン・レーシング(フェラーリF458イタリア)
5.              No.17 チーム・ファルケンタイヤ(ポルシェ911 RSR)
4.              No.4 コルベット・レーシング(コルベットC7.R)

イベントカレンダー