【USCC 第7戦 ワトキンスグレン】

2014年7月 1日

No.3 コルベットC7.Rが3連勝を達成! ヤン・マグヌッセンは米国通算40勝目を獲得!

2014年USCC(ユナイテッド・スポーツカー選手権)第7戦ワトキンスグレン

予選:6月28日(土)/決勝:6月29日(日)
ワトキンスグレン・インターナショナル(アメリカ・ニューヨーク州ワトキンスグレン):全長5.43km
決勝レース時間:6時間

 

USCC(ユナイテッド・スポーツカー選手権)第7戦がシリーズでは4番目に長い6時間レースとして開催され、ミシュランがタイヤ供給を行うGTLMクラスではコルベット・レーシングのNo.3 コルベットC7.R(J.マグヌッセン/A.ガルチア)が3戦連続となる勝利を手にしました。

 

USCCの先の2戦ではGTLMクラスが開催されず、同クラスとしては今回が今季5戦目となります。開催全4クラスへのエントリーは55台で、GTLMクラスには11台が出場。そのうち10台がミシュランタイヤを使用しました。

 

今回のレースに先立ち、GTLMクラスにおける性能調整規定の一部変更が行われ、今回から車名が変わったダッヂ・バイパーSRT GTS-R(従来名はSRTバイパーGTS-R)の仕様に変更がありました。具体的には、規定最低重量が15kg引き上げられ、エンジンの吸気量を規制するエアリストリクターの径が0.3㎜拡大されました。

 

■公式予選

6月28日(土)に15分間のセッションとして行われた公式予選ではBMWチームRLLの2台のBMW Z4 GTEが速さを見せ、No.55 BMW Z4 GTEがアンディ・プリオールのドライブによって1分44秒084の最速タイムをマーク。BMWにGTLMクラスで初めてのポールポジションがもたらされました。ディルク・ミュラーが駆った僚友のNo.56 BMW Z4 GTEも1分44秒377という好タイムを刻んで暫定2位につけていましたが、ヤン・マグヌッセンがタイムアタックを担当したNo.3 コルベットC7.Rがわずか0.001秒差ながらも上回るタイムをセッション終了間際に叩き出して予選2位を奪いました。

 

公式予選結果(GTLMクラス トップ6)
1.  No.55 BMW Z4 GTE(B.オーバーレン/A.プリオール)  1:44.084
2.  No.3 コルベットC7.R(J.マグヌッセン/A.ガルチア)  1:44.376
3.  No.56 BMW Z4 GTE(D.ミュラー/J.エドワーズ)  1:44.377
4.  No.912 ポルシェ911 RSR(P.ロング/M.クリステンセン/P.ピレ)  1:44.482
5.  No.93 ダッヂ・バイパーSRT GTS-R(J.ボマリート/K.ウイットマー/M.グーセンス)  1:44.606
6.  No.91 ダッヂ・バイパーSRT GTS-R(D.ファーンバッハー/M.グーセンス/J.ボマリート)  1:44.755

 

 

■決勝レース

6時間で争われる決勝レースは6月29日(日)午前11時10分にスタート。予選2位のNo.3 コルベットC7.RがポールシッターのNo.55 BMW Z4 GTEの前に出てオープニングラップをトップで終えると、その後も力強い走りでリードを広げていきました。予選では好調だったBMW勢はこれを追うことができず、チームメイトのNo.4 コルベットC7.Rと2台のダッヂ・バイパーSRT GTS-Rが追走しました。

 

それにしてもNo.3 コルベットC7.Rの速さは際立っていました。毎戦僅差のトップ争いが展開されるGTLMクラスにあっては例外的とも言える30秒近いリードを築き上げます。同車がピットに入ってタイヤ交換などの作業を行っている間にNo.93 ダッヂ・バイパーSRT GTS-Rがトップに立つこともありましたが、総じてNo.3 コルベットC7.Rの優位が崩れることはありませんでした。

 

しかし、レース終了まで残り25分となったところで発生したクラッシュの処理のためにセーフティカーが導入されてフルコースコーションとなり、No.3 コルベットC7.Rが築いていたリードは霧散してしまいました。そしてセーフティカーが退いてレース再開となった直後、またもクラッシュが発生してフルコースコーションに。グリーンフラッグが振られて再スタートが切られたのは最終ラップのことで、真後ろにつけていたNo.91 ダッヂ・バイパーSRT GTS-Rに乗るマルク・グーセンスが最後のチャージを仕掛けてきましたが、No.3 コルベットC7.Rのステアリングを握っていたアントニオ・ガルチアはその追撃をきっちり押さえ切ってトップでフィニッシュ。最後はスリリングな展開となりましたが、No.3 コルベットC7.Rは185周のうち154周にわたってGTLMクラスの首位を走る強さで堂々の3連勝を飾りました。

 

No.3 コルベットC7.Rをアントニオ・ガルチアとともにドライブしているヤン・マグヌッセンにとっては、これがアメリカでのプロフェッショナルなスポーツカーレースにおける通算40回目の勝利となりました。マグヌッセンはこの7月4日で41歳の誕生日を迎えるデンマーク人で、1990年代半ばにはF1に参戦。その後、スポーツカーレースに転じて、アメリカン・ル・マン・シリーズなどで長年にわたって活躍してきているドライバーです。なお、息子のケビン・マグヌッセンは今年、名門マクラーレンからF1にフル参戦中です。

 

なお、レースの大半ではオリバー・ギャビン/トミー・ミルナー組のNo.4 コルベットC7.Rが2位を走行しましたが、終盤にストップ&ゴー・ペナルティを課せられて後退、4位でレースを終えました。また、予選で速さを見せたBMW勢ですが、No.55 BMW Z4 GTEは他車との接触によるペナルティを受けたほか、たび重なるアクシデントに見舞われて合計10回のピットインを強いられ、1周遅れの10位でレースを終了。もう1台のNo.56 BMW Z4 GTEは目前でスピンした車両を避けてコースオフを余儀なくされ、3位から9位まで順位を落としましたが、その後6位まで挽回。ただしそれ以上のポジションアップはならず、6位のままでのフィニッシュとなりました。

 

 

決勝結果(GTLMクラス トップ6)
1.  No.3 コルベットC7.R(J.マグヌッセン/A.ガルチア)  185周
2.  No.91 ダッヂ・バイパーSRT GTS-R(D.ファーンバッハー/M.グーセンス/J.ボマリート)  185周
3.  No.93 ダッヂ・バイパーSRT GTS-R(J.ボマリート/K.ウイットマー/M.グーセンス)  185周
4.  No.4 コルベットC7.R(O.ギャビン/T.ミルナー)  185周
5.  No.911 ポルシェ911 RSR(N.タンディ/R.リーツ/P.ピレ)  185周
6.  No.56 BMW Z4 GTE(D.ミュラー/J.エドワーズ)  185周
 

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