【USCC 第12戦 サーキット・オブ・ジ・アメリカズ】

2014年9月22日

ダッヂ・バイパーが1-2フィニッシュ! ミシュランはGTLMクラスのタイヤメーカータイトルを決定!

2014年USCC(ユナイテッド・スポーツカー選手権)第12戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ

予選:9月19日(金)/決勝:9月20日(土)
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(テキサス州オースティン):全長5.516km
決勝レース時間:2時間45分
 
 

FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦との同日開催でUSCC(ユナイテッド・スポーツカー選手権)第12戦が行われ、同シリーズでミシュランが唯一タイヤ供給を実施しているGTLMクラスではNo.93 ダッヂ・バイパーSRT GTS-R(J.ボマリート/K.ウイットマー)が今季2勝目をマーク。2位にはNo.91 ダッヂ・バイパーSRT GTS-R(D.ファーンバッハー/M.グーセンス)が入り、SRTモータースポーツが1-2フィニッシュを飾りました。また、今大会の結果、ミシュランのGTLMクラスにおけるタイヤマニュファクチャラータイトル獲得が決定しました。

 

今大会の決勝レースへの出走台数は計51台。その内訳は、P(プロトタイプ)クラスが10台、PC(プロトタイプ・チャレンジ)クラスが11台、GTLM(GTル・マン)クラスが11台、GTD(GTデイトナ)クラスが19台というものでした。ミシュランのタイヤ供給実施クラスは同シリーズで唯一自由なタイヤ競争が認められているGTLMクラスのみで、出走11台中10台がミシュランタイヤを装着して今大会に臨みました。

 

舞台となったサーキット・オブ・ジ・アメリカズは2012年にオープンしたばかりで、反時計回りの1周3.4マイル(5.516km)、コーナー数20の新しいサーキットです。コース内での高低差が41mもあるのが特徴のひとつですが、開業以来メジャーレースが盛んに開催されており、今回併催のWECやF1世界選手権、二輪のロードレース世界選手権MotoGPのアメリカ大会が行われていることでも知られています。

 

 

■公式予選

USCC各クラスの公式予選は9月19日(金)の午後5時30分からスタート。それまで降っていた雨は止んでいましたが、レーシングライン以外のところは湿った状態の路面での走行となりました。

 

午後5時50分から15分間で行われたGTLMクラス単独の予選セッションでは3台のポルシェ911 RSRが速さを見せ、コア・オートスポーツからエントリーしたNo.910 ポルシェ911 RSRがパトリック・ピレのアタックにより2分03秒302という最速タイムをマーク。ところが、予選終了後の車検で同車にはルーフのカメラポッド未装着という規定違反が見つかり、記録したすべての予選タイムが抹消となりました。

 

これにより、ジョナサン・ボマリートがタイムアタックを担当したSRTモータースポーツのNo.93 ダッヂ・バイパーSRT GTS-Rが今季2度目のポールポジションにつくことに。予選2位と3位にはポルシェ・ノースアメリカの2台のポルシェ911 RSRがつけました。

 

公式予選結果(GTLMクラス トップ6)

1.  No.93 ダッヂ・バイパーSRT GTS-R(J.ボマリート/K.ウイットマー)  2:03.539
2.  No.911 ポルシェ911 RSR(N.タンディ/J.ベルグマイスター)  2:03.649
3.  No.912 ポルシェ911 RSR(P.ロング/M.クリステンセン)  2:03.900
4.  No.91 ダッヂ・バイパーSRT GTS-R(D.ファーンバッハー/M.グーセンス)  2:04.003
5.  No.56 BMW Z4 GTE(D.ミュラー/J.エドワーズ)  2:04.253
6.  No.55 BMW Z4 GTE(B.オーバーレン/A.プリオール)  2:04.495

 

 

■決勝レース

2時間45分の決勝レースは9月20日(土)の午後0時35分にスタート。路面はドライ、気温26℃、路面温度32℃というコンディションでした。

 

GTLMクラスはポールポジションのNo.93 ダッヂ・バイパーSRT GTS-Rが順調なスタートを決めてまずはレースをリードしましたが、ペースでは後続車両が勝っており、8周目にはNo.912 ポルシェ911 RSRがNo.93 バイパーをかわしてトップに。No.93 バイパーは僚友車のNo.91 ダッヂ・バイパーSRT GTS-Rにもかわされて3位へと後退していきました。

 

その後しばらく上位陣のポジションに変動はありませんでしたが、スタートから1時間が経過したところでトップを走るNo.912 ポルシェ911 RSRをチームメイトのNo.911 ポルシェ911 RSRがパス。その後の1時間はNo.911 ポルシェがレースを引っ張り続けました。

 

ところが、レースも残り20分ほどとなったところで、No.911 ポルシェ911 RSRは左リアサスペンションのトラブルに襲われ、たまらずピットへ。しかしながら、すぐに有効な修理を行える問題ではないことが分かり、あえなくリタイアとなってしまいました。

 

これによりトップにはNo.93 ダッヂ・バイパーSRT GTS-Rが再浮上することになりました。その後方にはNo.91 ダッヂ・バイパーSRT GTS-Rが迫っていましたが、チャンピオン獲得の可能性がより高いNo.93 バイパーをチームメイトがかわすことはなく、ジョナサン・ボマリートとクノ・ウイットマーのコンビがポールtoフィニッシュで今季2勝目をマーク。SRTモータースポーツは今季初の1-2フィニッシュを達成しました。

 

一方、第3戦ロングビーチから4連勝を飾るなどしていた強さがシーズン後半に入って薄れたコルベット・レーシングは、今回はNo.3 コルベットC7.Rが9位、No.4 コルベットC7.Rが10位とまったく奮わぬ結果に。これにより、No.3 コルベットのアントニオ・ガルチアはドライバーズポイントランキングのトップをから陥落し、代わってNo.93 バイパーのボマリートとウイットマーのふたりがトップに浮上。残るは最終戦プチ・ル・マンのみとなり、バイパーとコルベットというアメリカを代表するスポーツカー2モデルに乗るドライバーたちが7ポイント差を争いながら雌雄を決することとなりました。

 

なお、今大会の結果、ミシュランは最終戦を待たずにGTLMクラスのタイヤマニュファクチャラータイトル獲得を決めました。

 

決勝結果(GTLMクラス トップ6)

1.  No.93 ダッヂ・バイパーSRT GTS-R(J.ボマリート/K.ウイットマー)  76周
2.  No.91 ダッヂ・バイパーSRT GTS-R(D.ファーンバッハー/M.グーセンス)  76周
3.  No.912 ポルシェ911 RSR(P.ロング/M.クリステンセン)  76周
4.  No.62 フェラーリF458イタリア(G.フィジケラ/P.カファー)  - 1周
5.  No.910 ポルシェ911 RSR(F.マコヴィッキィ/P.ピレ)  - 1周
6.  No.55 BMW Z4 GTE(B.オーバーレン/A.プリオール)  - 1周

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