【GT500】

2011年10月16日

第8戦 もてぎ S Road MOLA GT-R、最終戦2位でタイトル獲得!

2011 AUTOBACS SUPER GTRound 8

MOTEGI GT 250KM RACE

2011 年10月16 日(決勝)

ツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡 ):全長4,801.379m

入場者数:決勝26 ,000人(主催者発表)

DENSO SARD SC430は3位表彰台! 

決勝当日もツインリンクもてぎは雨となったが、昼までに雨は上がり、14時のスタート時刻には強い日差しがコースを照らすコンディションとなった。気温26 ℃、路面温度33℃ 。

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ポールポジションに就けたNo.46 S Road MOLA GT-Rにはロニー・クインタレッリが、その隣に位置するNo.39 DENSO SARD SC430には石浦宏明が乗り込みスタートを迎える。

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No.46 GT-Rのクインタレッリは好スタートを決めてトップに立つが、石浦は第1コーナーへの進入でNo.12 Nissan GT-RのJ.P.de.オリベイラの先行を許し、3番手でレース序盤を戦う。

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クインタレッリはハイペースで先行し、5周目には2位との差を8秒以上まで広げる。同じ周、第1コーナーへの進入で石浦がオリベイラを抜き返して2位に上がる。

土曜日の公式練習走行から決勝日朝のフリー走行まで、すべてのセッションがウエットコンディションの中で行われたため、ドライコンディションではどのチームも一度も走行していない。 タイヤ選択は難しい決断が強いられた。このためタイヤの性能低下から10周を走行することなく早々にピットインを強いられる車両も見られた。

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そんな中、10周を終えた時点でトップのクインタレッリは2位の石浦に7秒強の差をつけて独走態勢を築く。 3位には柳田真孝/ロニー・クインタレッリ 組とタイトルを争うNo.23 Nissan GT-Rの B.トレルイエがトップと14秒、2位とは6秒強の差で続く。その後もトップ3の順位はかわらず、No.46 GT-Rのクインタレッリが独走、2位もNo.39 SC430の石浦がキープする展開が続いた。

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レースの折り返し、27周を終えてNo.39 DENSO SARD SC430がピットイン。石浦から井口卓人にステアリングが 託される。その次の周、トップを独走するNo.46 S Road MOLA GT-Rのロニー・クインタレッリもピットイン。柳田真孝に交代する。さらにその次の周、ライバルNo.23もピットン。素早いピット作業でピットアウト時にNo.39 DENSO SARD SC430の前にコースへと復帰した。

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上位グループがすべてルーティンストップを終えた35周終了時点の順位はトップにNo.46 S Road MOLA GT-Rの柳田真孝、2位No.23 Nissan GT-Rの本山哲。しかしその差は1秒を切っている。3位にNo.39 DENSO SARD SC430の井口卓人が就ける。

その後、No.23 GT-Rの本山が激しい追い上げを見せて柳田との差を詰めて行く。柳田のタイムは速く安定しているが、本山はそれ以上のペースで走行。36周目にはテールtoノーズとなる。それでもトップをキープしていたNo.46 GT-Rの柳田真孝だったが、41周目、周回遅れの車両に詰まったところで本山の先行を許してしまう。

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終盤、No.46 S Road MOLA GT-Rの柳田、No.39 DENSO SARD SC430の井口、No.32 ホンダHSV-010 GTの中山友貴が1秒弱の差で一団となる。残り2周で中山の後方から追い上げていたNo.100ホンダの山本尚貴が中山に先行。激しい争いとなった。

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結局、1位No.23 Nissan GT-R、2位No.46 S Road MOLA GT-Rの柳田真孝、3位にはホンダ勢の猛攻をしのいだNo.39 DENSO SARD SC430の井口卓人が入った。

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この結果、No.46 S Road MOLA GT-Rの柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組が優勝1回、2位4回を記録してGT500クラスのドライバー部門、MOLAがチーム部門でシリーズタイトルを獲得。2011年の王座に就いた。

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No.39 DENSO SARD SC430の石浦宏明/井口卓人とLEXUS TEAM SARDはドライバー、チーム両部門とも7位で2011年シリーズを終えた。

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柳田真孝(No.46 S Road MOLA GT-R)

土曜日に履いたウェットタイヤも、今日の決勝レースで使用したドライタイヤも、ともにいいパフォーマンスを発揮してくれました。ドライタイヤを初めて履いた時には、少し不安な気持ちもありましたが、 8月末 のテストと同じようなコンディションになり、実際にドライブしても(8 月末のテストと)同じようなフィーリングで、安心して走ることができました。23号車に抜かれたのは悔しいですが、その悔しさをバネに、来シーズン、また頑張ります。応援、ありがとうございました 」。

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ロニー・クインタレッリ (No.46 S Road MOLA GT-R)

決勝前のウォームアップで初めてドライタイヤを履いたときには不安もありましたが、結果的に(路面)温度が上がってきて、 8月末 のテストと同じようなコンディションになり、実績あるタイヤを履くことができました。走り始めからパフォーマンスが凄く良くて、(自分が走ったスティントの)中盤には少しタレそうになったのでタイヤマネージメントに気を遣いましたが、スティントの終盤にはまたグリップが復活し、ピットインする周まで思いっきりプッシュできました 」。

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大駅俊臣監督 (MOLA)

今週末は、土曜日と日曜朝のフリー走行が雨で、決勝前のウォームアップからドライというタフな展開でしたが、ミシュランに関してはウェットもドライも充分なデータがあって、安心して戦うことができました。いい流れでポールを奪い、決勝は2位でしたがタイトルを獲ることができてホッとしています。今シーズン、初めてミシュランタイヤで戦うことになって、それまでネガティブな噂ばかり聞いていたのですが、実際に走り始めてみると寒い時期から充分なパフォーマンスを見せてくれたし、安定して速く、強いタイヤでした 」。

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日本ミシュランタイヤ(株)・モータースポーツマネージャー

小田島広明

「今日は2台とも前半と後半ともに同じミディアムハードのタイヤを選択しています。この温度域、この時期としてはかなり暑いコンディションでしたが、8月末にテストしていますので、その状況に近くなればなるほど走ったデータを使えますので、自信を持ってタイヤを選べました。

ツインリンクもてぎと岡山国際サーキットは、我々としては課題のあるサーキットでした。それが岡山のレースで4位相当のパフォーマンスを示すことができて低温域、低負荷のサーキットでの性能が向上したと自信を持ってここ、もてぎのレースに臨むことができました。その結果として2台がともにトップ争いをして2台とも表彰台という成績を得ることができ、技術的な向上を充分確認することができました。もちろん、勝ってチャンピオンを獲れれば一番良かったんですが、課題を持ったサーキットできちっと結果を出すことができたのは非常にうれしく思っています。

今年は結果にこだわる、ということでやって来て、きちっと結果につなげることができました。参戦し始めて以来、ひとつひとつ課題を決めてそれを着実に進歩させる、というスタンスで進めて来ました。その結果として得られた成果だと思っています。応援してくださった多くの方々に心から感謝いたします」。

Photo by 佐々木 純也