【第4戦】

2012年7月28日

ミシュラン・パートナーチーム、灼熱のSUGOで6番手&9番手グリッドを確保

2012 AUTOBACS SUPER GT第4戦

SUGO GT 300km RACE

2012年7月28日(土) 公式予選

スポーツランドSUGO(宮城県柴田郡):全長3.704256km

 2012年SUPER GTシリーズ第4戦「SUGO GT 300km RACE」の公式予選で、ミシュラン・パートナーチームのNo.1 S Road REITO MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)は6番手グリッド、No.39 DENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一/石浦宏明)は9番手グリッドをそれぞれ確保しました。

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 スポーツランドSUGOは、2本の直線に中速/高速コーナーが組み合わされたテクニカルコースとして知られています。69.83mもの高低差があるところが最大の特徴で、メインストレートは急勾配の上り坂、バックストレッチは逆に下り勾配に。各コーナーも平坦ではなく、車両に生じる前後左右の荷重変動の量が非常に大きいサーキットです。また、スロットルを開けている時間が長く、ダウンフォースが発生している時間も長いことから、タイヤには絶えず大きな負荷がかかります。このため、SUPER GTのカレンダーの中でもタイヤに最も厳しいサーキットと言えるのです。

 そのスポーツランドSUGOでミシュランタイヤは、1999年のシリーズ初参戦以来、常に高いパフォーマンスを示してきました。ミシュランのGT500クラス参戦第一期と言える1999〜2003年の5シーズンのうちにこのコースで5度レースが行われましたが、そのうち2度のレースでミシュランのパートナーチームが優勝を飾っています。逆に、表彰台を逃したレースは一度きりでした。そしてGT500クラス参戦第二期の初年度にあたる2009年大会ではポールポジションを獲得し、2010年大会では公式練習から予選まで全セッションでトップタイムをマーク。決勝では優勝を目前にしながら電気系統のトラブルに見舞われて6位となりましたが、昨年(2011年)大会では予選、決勝ともに1位と2位を独占するという圧倒的な強さで勝利を飾っているのです。

 タイヤに厳しいコースだからこそミシュランの強さが際立つ結果となってきたスポーツランドSUGOですが、今回の予選当日は真夏の強い日差しが照りつけ、公式予選1回目(Q1)のセッション開始時には、気温が35℃、路面温度は実に56℃まで上昇。一段とタイヤに過酷なコンディションとなりました。

 そんな中、13時05分から15分間で行われたGT500クラスのQ1において、No.1 S Road REITO MOLA GT-Rは柳田真孝のアタックで6番手となる1分15秒967をマーク。No.39 DENSO KOBELCO SC430も脇阪寿一のドライブで9番手となる1分16秒338を記録し、ともに「スーパーラップ(SL)」セッションへの進出を果たしました。

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 SLは、Q1の上位10台までが出走を許され、1台ずつ2周のウォームアップラップを走行した後の3周目のタイムによって決勝レースにおける上位10台分のスターティンググリッドを争うタイムトライアルです。そして15時30分からGT500クラスのSLがスタート。Q1で10番手の車両から順にトライアルを開始しました。

 Q1で9番手となったNo.39 DENSO KOBELCO SC430は、SLには2番目の出走。ドライバーは石浦宏明で、Q1のタイムを更新する1分16秒294をマークしました。ところが、その後出走したマシンが次々とこれを上回るタイムを記録していきます。

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 そして、SLセッションの5番目にNo.1 S Road REITO MOLA GT-Rが登場。ここでアタックを担当したロニー・クインタレッリは豪快なドライビングで攻め、1分15秒610までタイムを詰めました。しかし、その後出走したライバルたちもタイムアップを果たしていき、最終的にはNo.1 S Road REITO MOLA GT-Rが6位、No.39 DENSO KOBELCO SC430が9位という、Q1とまったく同じ順位で予選を終えました。

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ロニー・クインタレッリ (No.1 S Road REITO MOLA GT-R/MOLA)のコメント:

「朝の公式練習のときにスーパーラップに向けていろいろ変更を行ったのですが、ベストのセッティングを見つけられませんでした。それでもスーパーラップでは、もう少し行けるかな、と思っていたんですけど......。SUGOは抜きにくいサーキットなので、6番手グリッドからのスタートはなかなか大変ですが、選んだタイヤはライフがいい(=高いグリップ性能が長く持続する)ので、適切なレースをして、最低でも今年初の表彰台獲得を目指します」

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日本ミシュランタイヤ(株) モータースポーツマネージャー 小田島広明のコメント:

「SUGOは追い抜きが難しいサーキットなので、もう少し前のスターティンググリッドを期待していた、というのが正直なところです。昨年までと比べるとGT300クラスの車両とのタイム差も小さくなっているので、トラフィックの処理が明日のレースのカギになると思います。

 今回のレースに私たちは2種類のドライ用タイヤを持ち込んでいます。安定方向に振ったものとパフォーマンスを重視したものです。1号車、39号車共に安定方向に振ったタイヤを選択しています。

 ところで、タイヤへの負荷が大きなこのスポーツランドSUGOで、私たちミシュランのタイヤはこれまで好成績を挙げてきました。それは、厳しい条件になればなるほど私たちの製品は強さを発揮する、ということなのです。ミシュランは暑さに強いとよく言われますが、それも同じ理由です。

 ただし、ライバルも黙って見ているわけはありません。高い負荷への対応で進歩を見せていますし、ここSUGOでも速くなっています。逆に私たちは、暑さには強いが寒さには......ともしばしば言われてきました。しかし、昨年の結果を見ていただければ分かりますが、私たちは低い温度域への対応で長足の進歩を遂げていますし、勝利も挙げています。そういう競争があるからこそ、私たちはレースに参加しているわけです」

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