【第5戦】

2012年8月18日

S Road REITO MOLA GT-Rが2年連続ポールポジション DENSO KOBELCO SC430も2位でミシュランパートナーがフロントロウ独占!

2012 AUTOBACS SUPER GT Round 5

「第41回インターナショナル ポッカ1000km」 

2012年8月18日(公式予選)

鈴鹿サーキット:全長5.807km

入場者数:予選日25,000人(主催者発表)

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2012年AUTOBACS SUPER GT第5戦、「第41回インターナショナル ポッカ1000km」の公式予選が8月18日土曜日に行われました。真夏のビッグイベント、「鈴鹿1000km」として海外にも広く知られているこのレースの公式予選はノックアウト方式で行われ、ミシュラン・パートナーチームのNo.1 S Road REITO MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)とNo.39 DENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一/石浦宏明)が1、2位を独占しました。

IMG_6780.JPG鈴鹿サーキットはシーズンオフの間に西コース*(3.475km)の全面再舗装を実施しました。これによりこの部分の路面のミュー(摩擦係数)が上がり、グリップが増して各車のタイムは大幅に向上しましたが、同時にタイヤへの負荷も大きく増えることになりました。加えて7月20、21日に行われた公式テストは二日間とも雨に見舞われ、ドライコンディションでの走行は改修後一度も行われないまま大会に臨むという、タイヤメーカーにとっては頭の痛い状況でのレースウイーク突入となりました。

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午前9時20分から2時間に渡って行われた公式練習。天候は晴、開始時の気温は既に29℃、路面温度は33℃で、終了時には47℃まで上昇しました。その中で、予想通り多くの車両が好タイムを連発。No.39 DENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一/石浦宏明)は1分53秒204(石浦)、No.1 S Road REITO MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)も1分53秒410(クインタレッリ)のタイムを記録してそれぞれ3番手と7番手に就けました。

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上位11台を選ぶQ1は午後2時15分から15分。開始後12分を経過したところでデグナーカーブでクラッシュした車両があり、その処理のために赤旗が提示されてセッションが中断しました。そして残り3分の時点で再開。ここでNo.1 S Road REITO MOLA GT-Rに乗るロニー・クインタレッリが1分52秒640のタイムで3位となり、No.39 DENSO KOBELCO SC430の石浦宏明は1分53秒032でこれに続く4位となりました。

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Q2は10分間。ここで7台が選抜されます。日差しはいよいよ強くなり、路面温度は48℃を超えています。ここでNo.1 S Road REITO MOLA GT-Rに乗り込んだ柳田真孝が1分52秒802という素晴らしいタイムをマーク。タイミングモニターのトップへ。No.39 DENSO KOBELCO SC430の脇阪寿一は1分53秒910を記録するとチェッカーフラッグが提示される前にピットへ。柳田のタイムを破るものはなく1位。脇阪も7位に入ってともにQ3進出を決めました。

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Q3の開始時刻は15時30分。曇り空となりましたが、気温は相変わらず高く、30℃で路面温度44℃と好タイムを記録するには厳しい条件であることに変わりありません。最初にコースインしたNo.1 S Road REITO MOLA GT-Rのロニー・クインタレッリ。3周目になんと1分51秒554という驚異的なタイムを叩き出し、この時点のトップに踊り出ました。続いてNo.39 DENSO KOBELCO SC430の石浦宏明も76kgものウエイトハンデを課せられているにもかかわらず1分51秒875をマークして2位に就けます。その後も両者のタイムを破る者は現れず、ミシュラン・パートナーチームが1位、2位を独占しました。昨年、柳田真孝がポールポジションを獲得したのに続き、S Road REITO MOLA GT-Rは2年連続ポールとなりました。

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ロニー・クインタレッリ(MOLA)

「今日は朝からクルマの調子もタイヤのフィーリングもすごく良くて、今年一番良かったので今日はポール争いができると思っていました。二人ともQ1、Q2と順調にクリアできたし、僕が走ったQ3でも完璧なアタックができたのでうれしいです。特に鈴鹿はセクター1で速い遅いを感じるので、自信がありました。日産の開発スタッフが前戦のSUGOに向けてアップデートしたパーツを開発してくれて、先日の鈴鹿の公式テストで、クルマがすごく良くなっていることが確認できましたし、ミシュランも新しいタイヤを持ってきてくれて。ここから僕たちの新しいシーズンが始まるんだ、と思いました。選んだタイヤは柔らかいものではなくレースを前提にして選んだタイヤで、すごく持ちが良いタイヤであることはデータからわかっているので、レースに向けてもすごく自信はあります」

柳田真孝(MOLA)

「朝からクルマの調子も良かったし、気持ち良くアタックできました。タイヤも1回アタックしたタイヤでもグリップがすごく良かったので、これはミシュランタイヤの力です。この伝統あるポッカ1000kmで自分の名前を残したいので、明日は優勝したいです。冷静に走れば良い結果はついてくると思います」

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石浦宏明 (LEXUS TEAM SARD)

「今年はいままで予選で苦しんでいましたが、同じタイヤでも予選でのパフォーマンスを上げられるのではないかとクルマにいろいろなトライをして来ました。その効果がでました。Q2の寿一さんのアタックのときにオーバーステアが出たんですが、Q3に向けて変えた内容がよくて、走っているときのフィーリングは今年一番で、自分の思った通りにクルマが動くので楽しかったです。予選の順位が良かったこともですが、今年の今後に向けてクルマのことがいろいろわかったので、それも収穫でした。ウエイトが同じだったらポールも獲れたかなと。全体的にレベルアップ出来ているなと思います」

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日本ミシュランタイヤ(株)モータースポーツマネージャー

小田島広明

「西コースの路面の再舗装によってタイヤの摩耗も大きくなり、タイヤへの負荷も大きくなっています。昨年までの鈴鹿の摩耗状況とは明らかに違います。また、GT500車両はリストリクターも大きくなっているのでその分速度も上がっているのでこれもタイヤへの負荷を大きくしています。予選はともかく、決勝で1スティント約30周を考えると楽ではないですね。今回もパフォーマンス方向を優先したタイヤと耐久性を優先したものと2種類のドライタイヤを用意しました。2台とも耐久性を優先したものを選んでいます。いろいろな走行データがあるので、1スティント約30周、予選の分を加えると約35周のライフを考えておかなければなりません。35周通しての走行は行っていませんので、決して楽観はしていません。特にスティント後半の急激なタイムの低下もあり得ます。今日の予選ではQ3で1号車の動きを見ていて、セクター1のS字コーナーの切り返しを見て、鳥肌が立ちました。これは良いタイムが出るな、と。案の定、ポールタイムが出ました。

39号車もタイヤとしては同じ選択をしていてレースについて危惧するところは同じです。ただ、予選に関しては、速いですねえ。あの重さであのタイムは相当速い。2台がトップ4に入れば良いと思っていたのですが、でき過ぎです」