【第6戦】

2012年9月 9日

S Road REITO MOLA GT-Rが2位に入賞! 2戦連続で表彰台を獲得し、ポイントランキングトップに浮上! DENSO KOBELCO SC430も6位入賞を果たし、ポイントランキング3位をキープ!

2012 AUTOBACS SUPER GT 第6戦

FUJI GT 300km RACE

2012年9月9日(日) 決勝

富士スピードウェイ(静岡県駿東郡):全長4.563km

入場者数:予選日18,200人/決勝日33,800人(主催者発表)

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 2012年SUPER GTシリーズ第6戦「FUJI GT 300km RACE」の決勝レースが開催され、フロントロウからスタートしたNo.1 S Road REITO MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)が86kgものウェイトハンデを搭載しながらハイペースのドライビングを展開。終盤にはNo.19 SC430との2位争いとなりましたが見事にこれを制して2位入賞を果たし、優勝を飾った前戦に続いて表彰台を獲得しました。この結果、No.1 S Road REITO MOLA GT-RはGT500クラスのポイントランキングでついにトップに立つこととなりました。また、予選ではトラブルに見舞われて下位に沈んだNo.39 DENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一/石浦宏明)も決勝では着実にポジションアップを果たし、最終的には6位でのフィニッシュを果たしました。

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決勝当日の富士スピードウェイは雨という予報に反して朝から青空が広がり、午前9時00分からのフリー走行は前日の予選に続いてドライコンディションのもとで行われました。そんな中、No.1 S Road REITO MOLA GT-Rは順調に周回を重ね、ロニー・クインタレッリが1分34秒726のトップタイムをマーク。好調ぶりをアピールしました。一方、No.39 DENSO KOBELCO SC430は、前日の予選で見舞われた駆動系トラブルを解決して決勝日の朝を迎え、このフリー走行では車両の状態確認を主目的としながらも石浦宏明が1分34秒896の4番手タイムを刻み、決勝での巻き返しを期待させました。

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 14時00分、初秋としては強い日差しが降り注ぎ、気温は29℃、路面温度は45℃に達する中、66周=301.158kmのレースがスタートしました。予選で2位を奪い、フロントロウから飛び出したNo.1 S Road REITO MOLA GT-Rのクインタレッリは、ポジションをキープしてオープニングラップを終了。その後も86kgものハンデウェイトを搭載しながら2位を走り続けました。13周目にはハンデウェイトが軽いライバル2台にかわされて4位に後退しましたが、大きく離されることなく追走し、チャンスをうかがい続けます。

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 一方、No.39 DENSO KOBELCO SC430のスタートドライバーを任された石浦は、グリッド7列目から鋭いダッシュを決め、1周目で3つポジションアップ。6周目にはトップ10内に入り、9周目には8位にまで順位を上げていきました。その後、石浦は周回遅れのGT300車両が出現してきた状況の中で一端は10位にまで後退しましたが、着実なドライビングで再び8位にまでポジションを回復していきました。

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 スタートから28周を終えたところで、GT500クラスの上位グループ車両のルーティンストップが始まりました。4位を走行していたNo.1 S Road REITO MOLA GT-Rは29周目終了時点でピットイン。クインタレッリから柳田真孝に交替しました。そしてNo.1 GT-Rはクルーの素早い作業のおかげで、事実上ピット作業によって2つポジションを上げ、GT500クラスの全車がルーティンのピットストップを終えた時点で2位に浮上していました。

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 また、石浦の駆るNo.39 DENSO KOBELCO SC430も30周目終了時点でピットへ。脇阪寿一にステアリングを託しました。そしてピットアウトした脇阪はNo.100 HSV-010 GTとポジションを争うことになりましたが、地力の高さを見せてこれをかわし8位に浮上。その後、もう1台かわして7位へと順位を上げていきました。上位グループがタイムを落とし始めたレース終盤になっても脇阪のペースは依然として速く、先行するNo.38 SC430を追い詰めると、テールtoノーズのドッグファイトを展開。そして62周目、ついにNo.38 SC430をかわして6位に上がりました。

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 スタートから1時間半以上が経過し、走行距離300kmのレースもゴールが近づいてきました。タイヤにトラブルを抱える車両も出てきていましたが、ミシュラン・パートナーチームの2台はハイペースをキープしながら安定した走行を続けていました。そして柳田がドライブするNo.1 S Road REITO MOLA GT-Rは、追いすがるNo.19 SC430とNo.36 SC430を前に出すことなく2位でフィニッシュ。これにより、15ポイントを加算して、ランキング2位に8ポイント差をつけてのポイントランキングトップに躍り出ることとなりました。

OKA09641.JPG 脇阪が乗るNo.39 DENSO KOBELCO SC430も、背後につけるNo.35 SC430のチャージをきっちり振り切って6位でチェッカー。トラブルによって満足に走れず、予選13位に甘んじなければならなかったところから巻き返し、貴重な5ポイントを得て、ポイントランキング3位(正確には、今回優勝のNo.12 GT-Rと同ポイントで並ぶ3位タイ)の座を死守することに成功しました。

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柳田真孝 (No.1 S Road REITO MOLA GT-R/MOLA)のコメント:

「今回はウェイトハンデもかなり重くなっていたので、それなりに厳しい戦いを覚悟していたのですが、実際の結果(のよさ)に驚いています。マシンの改良を進め、いいセットアップを見つけてくれたチームと、クルマが重い状態でも素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれるタイヤを用意してくれたミシュランに感謝しています。この後はまたテストがありますので、そこでいいタイヤといいセットアップを見つけて、残り2戦も存分に戦いたいと思います」

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ロニー・クインタレッリ (No.1 S Road REITO MOLA GT-R/MOLA)のコメント:

「このレースに来る前は、ここでは2位になれたらいいなと思っていました。それは希望でしかなかったんですけど、昨日の最初の走行セッション(公式練習)のときからクルマの調子がよくて、86kgというハンデウェイトの重さをそれほど大きくは感じなかったので、『これは行けるんじゃないか!?』と思うようになりました。予選もうまくいったし、スタッフに感謝です。

 今年はシリーズの後半になってから、クルマがどんどんよくなってきているし、トラブルもミスもなく戦えています。それから、ミシュランが僕らのクルマに合ったタイヤを毎回選んで用意してくれているのは本当に大きいです。今回の2位でシリーズランキングではトップになったので、このまま最後まで頑張るしかないですね」

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日本ミシュランタイヤ(株) モータースポーツマネージャー 小田島広明のコメント:

「No.1 S Road REITO MOLA GT-Rの2位は、ウェイトハンデによる重さを考えれば、優勝にも値すると思います。事前の予報に反して夏日となり、路面温度もどんどん上がる状況になったのですが、ドライバーからの報告でもタイヤには大きな問題はまったくありませんでした。予選からの流れもよく、No.1 GT-Rのパッケージの本来の実力を成績で示してくれたと思います。

 No.39 DENSO KOBELCO SC430はスターティンググリッドの位置が後方になり、今回はレース距離が300kmと短めだったので、正直なところ上位進出のチャンスは少ないかなと思っていたのですが、チームも、そしてドライバーふたりも、諦めることなく実にしっかりと走ってくれました。石浦選手はハイペースをキープしながらも非常にいい燃費で走ってくれたので、ピット作業の時間を短縮することに貢献してくれました。脇阪選手も攻めの走りを見せてくれました。レース終盤になって他車がタイムを落としていく中、どんどん追い上げて、しかも安定して走ってくれて、チャンスを逃しませんでした。

 No.1 S Road REITO MOLA GT-Rはレース前半と後半のどちらのスティントでも柔らかめのレンジのタイヤを使いました。No.39 DENSO KOBELCO SC430もレース前半は柔らかめのタイヤでしたが、後半のスティントでは硬めのレンジのタイヤに変えています。脇阪選手はその硬めのタイヤをうまくマネージメントしながらタイムを落とさずに走り、他車のタイムが落ちてきたところで攻めていくという巧さを見せてくれました。

 これでNo.1 S Road REITO MOLA GT-Rがランキングトップに立ち、No.39 DENSO KOBELCO SC430もランキング3位につけるという状況になりました。ポイントランキングのトップ4は、車両では2メーカー、タイヤでも2メーカーが入り乱れて争うことになりました。こういう状況こそコンペティションの醍醐味だと思いますし、我々ミシュランとしても望むところです。残り2戦も面白いレースにすべく頑張ります」