【2014】

2014年5月 3日

ミシュラン勢好調! S Road MOLA GT-Rが予選2位、MOTUL AUTECH GT-Rが予選3位に!

2014 AUTOBACS SUPER GT第2戦
FUJI GT 500km Race
5月3日(土) 公式予選
富士スピードウェイ(静岡県駿東郡):全長4.563km

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ゴールデンウィーク恒例のSUPER GT富士ラウンドの公式予選が行われ、MOLAのNo.46 S Road MOLA GT-R(本山 哲/柳田真孝)が予選2位に入って、同チームとしては昨年の第4戦菅生以来となるフロントロウを獲得。さらにNISMOのNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が予選3位で続き、GT500クラスに出場する3台のミシュラン・パートナーチーム車両のうちの2台が最前列&2列目の好位置から明日の決勝レースをスタートすることになりました。

■Q1(予選第1セッション)

ゴールデンウィーク後半初日の富士スピードウェイは朝から晴天に恵まれ、初夏を思わせる日差しが降り注ぎました。公式予選の第1セッションであるQ1が始まる午後2時の時点で、気温は22℃、路面温度は35℃となっていました。

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15台が出場するGT500クラスですが、Q1が始まってもどのチームにもすぐに動き出す気配はなく、残り時間が10分を切ったところでようやくエンジン音がピットロードに響きました。真っ先にコースインしていったのはミシュラン・パートナーチームの2台、松田次生がこのセッションを担当したNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rと山本尚貴がステアリングを握ったNo.18 ウイダー モデューロNSX CONCEPT-GTでした。また、もう1台のミシュラン装着車であるNo.46 S Road MOLA GT-Rには柳田真孝が乗り込み、こちらもほどなく走行を開始しました。

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その中でNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rが計測4周目に1分29秒932という自己ベストを記録してきました。No.46 S Road MOLA GT-Rも最後のアタックラップで1分30秒146をマークし、それぞれ3位、5位でこのQ1を通過してQ2へと駒を進めました。なお、従来の富士スピードウェイにおけるGT500クラスのコースレコードは1分30秒701でしたので、ミシュランタイヤを履く2台の日産GT-Rのタイムはそれを大幅に短縮するものでした。

一方、No.18 ウイダー モデューロNSX CONCEPT-GTのベストタイムは従来のコースレコードに届かず1分30秒986でした。それでも5台が出場するホンダNSX CONCEPT-GT勢の中では最速でしたが、総合では11位。Q2に進出できるのは上位8台までであり、ホンダNSX勢は全車がQ1敗退となりました。

■Q2(予選第2セッション)

GT300クラスのQ2を挟んで、GT500クラスのQ2は午後3時ちょうどに開始。このセッションに進出したミシュラン・パートナーチームの2台ですが、No.23 MOTUL AUTECH GT-Rにはロニー・クインタレッリ、No.46 S Road MOLA GT-Rには本山 哲が乗り込みました。

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15分間のQ1と同じく、12分間のQ2でもすぐに動き出すチームはありません。どこもライバルの動向を見据えながら、決勝レースにタイヤを温存するために極力少ない周回数で予選を切り抜けたい考えなのです。そしてセッションも残り時間が8分を切ったところでNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rがまずコースイン。これにNo.46 S Road MOLA GT-Rも続きました。

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ここで光るパフォーマンスを見せたのがNo.46 S Road MOLA GT-Rを駆ったベテランの本山でした。積極的なドライビングを見せて、自身の計測周回4周目に1分29秒272という素晴らしいタイムを叩き出します。また、No.23 MOTUL AUTECH GT-Rのクインタレッリも意欲的にアタックし、パートナーの松田次生がQ1で記録したタイムを上回る1分29秒380をセッション終了間際にマーク。No.46 S Road MOLA GT-Rが予選2位、No.23 MOTUL AUTECH GT-Rが予選3位となり、前方2列・4台分のスターティンググリッドのうちの2つをミシュラン装着車が占める結果となりました。また、最終的には10位までの車両が従来のコースレコードを今回更新。今年から新規定となった新しいGT500車両の速さが改めて示されました。

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本山 哲 (No.46 S Road MOLA GT-R/MOLA)のコメント:

「今回は走り始めから手応えを感じています。タイヤには十分なグリップがあるし、長く走ってもパフォーマンスの低下が少ない。だから、決勝レースについても期待できると思います。もちろん、明日の朝のフリー走行を走って、さらにクルマをアジャストしてポテンシャルを高めようとは思いますが、いずれにしても明日のレースは優勝することだけを考えて走ります。前回の岡山はちょっとドタバタして残念な結果に終わってしまいましたけど、それを繰り返すことなく、今回こそ優勝を飾りたいと思っています」

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柳田真孝 (No.46 S Road MOLA GT-R/MOLA)のコメント:

「今回使用したタイヤは、3月の富士での公式テストで試したもので、そのとき僕たちはこのタイヤで走ることはできなかったんですが、ロングランでも良いパフォーマンスを発揮するということは聞いていたので、心配はしていませんでした。今回ポールポジションを獲ったNo.12 日産GT-Rが一発のタイムで速いことは間違いありませんが、あちらがどういうタイプのタイヤを選んでいるのか分かりませんし、一方の僕らが選んだタイヤでは決勝レースでも高いパフォーマンスを出せる手応えを持っています。もう少し改善の余地もあって、そのぶん伸び代もあると言えますけど、今の状態でも手応えは十分です」

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松田次生 (No.23 MOTUL AUTECH GT-R/NISMO)のコメント:

「スタート直後の温まりも含めて、タイヤのパフォーマンスは良かったですね。実は僕が走ったQ1ではトラブルもあったんですが、それでも3番手のタイムを出すことができました。完璧なアタックではなかったのにあそこまでタイムが出わけですから、今回の僕らのクルマやタイヤのパッケージのパフォーマンスは相当高いという手応えを得られました。午前中の公式練習ではロングランもやってみましたが、トラフィックの関係でタイムが上下するところはともかく、グリップ的には安定していました。決勝レースは500kmと長いのですが、その長いレースをきっちり走り切って、ちゃんと表彰台の一角に乗ること。それが最低限の目標です」

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ロニー・クインタレッリ (No.23 MOTUL AUTECH GT-R/NISMO)のコメント:

「3月の富士でのテストで良いタイヤ選択ができていて、今日の温度域にピッタリでしたね。グリップは十分あったし、明日の決勝レースでも良いパフォーマンスを発揮できると思います。今回は500kmレースで、3スティントで走るのですが、2スティントでこなす通常の300kmレースよりも1回あたりのスティントで走る距離が長いので、単にグリップの良いタイヤを選ぶわけにはいきません。その点、今日の予選では明日の長い決勝レースを見越したタイヤで十分なパフォーマンスを出せたと思っています。明日のレースは長いから、最後までちゃんと走って優勝を狙いたいですね」

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山本尚貴 (No.18 ウイダー モデューロNSX CONCEPT-GT/ウイダー モデューロ 童夢レーシング)のコメント:

「3月の富士テストで選んだタイヤを持ち込んだのですが、午前中の公式練習ではテストのときのようなパフォーマンスを引き出せずに苦労してしまいました。それに、エンジンにトラブルが出て、セッションの最後にやるつもりだった新品タイヤでのタイムアタックを公式練習ではできなかったんです。なので、午後の予選はいわば"ぶっつけ本番"になってしまいました。でもミシュランがタイヤの内圧の合わせ込みなどをうまくやってくれました。

 残念ながらQ2に進出することはできなかったのですが、午前中の公式練習に比べて大幅にタイムアップすることができたし、ホンダ勢の中ではトップのタイムをマークすることができました。ただ、タイヤのパフォーマンスを引き出すことはできたのですが、それを予選結果に結びつけることができず、そのへんが申し訳なかった。決勝レースでは少しでも上に行けるよう頑張ります」

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日本ミシュランタイヤ(株) モータースポーツマネージャー 小田島広明のコメント:

「ここ富士では3月に公式テストが行われており、我々も当然参加しているのですが、ロングランも含めてそのときの結果は良く、今回のレースに向けたタイヤの仕様についても技術的に絞り込めていました。それで今日は、朝の公式練習で今回持ち込んだタイヤの動作確認と、予選と決勝を見据えてどの仕様のタイヤを使うか決める、というメニューをほぼ順調に進めました。

 予選では、それぞれの車種で我々のミシュランタイヤを履く車両がトップに来てほしいとは考えていましたが、まずはQ1突破、そして順位はなるべく上の方に、というのが当座の目標でした。ひたすらポールポジションを狙うというようなアプローチはまったく取っていません。それはいつもどおりです。ただ、今回ポールポジションを獲得したのはブリヂストンさんを履くNo.12 日産GT-Rで、我々のタイヤを履くNo.46 S Road MOLA GT-RやNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rと車両は同じで、違いはタイヤだけですから......まぁ、あれは速いなぁ、というところですね(笑)。

 No.46 S Road MOLA GT-RとNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rは同じスペックのタイヤで予選を走っています。テストの結果からも、明日のレースではスタート位置も良いこの2台が良い戦いをしてくれることを期待しています。No.18 ウイダー モデューロNSX CONCEPT-GTについては、残念ながらQ1突破はなりませんでしたが、同じ車種の中では最上位でしたし、タイヤは十分機能していたと考えています」