【2015】

2015年5月 1日

2015年SUPER GT GT500クラスの見どころ

SUPER GTは日本で独自発展したレースですが、いまや世界屈指のメジャーシリーズとなっています。そのトップカテゴリーがGT500クラスで、日産、レクサス(トヨタ)、ホンダという日本を代表する自動車メーカーがそれぞれ威信をかけてワークスマシンを開発して送り込んでいます。

また、ブリヂストン、横浜ゴム、ダンロップ、そしてミシュランと4つものタイヤメーカーが専用タイヤを開発・投入し、互いに切磋琢磨を続けていることもこのシリーズの特徴です。今日のモータースポーツにおいて最も激しいタイヤ競争が繰り広げられているのがこのSUPER GTのGT500クラスと言えるのです。

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GT500クラスの出場車両ですが、その技術的な在り方を定めた車両規則が昨年一新され、今年は現行のGT500車両によって争われる2年目のシーズンとなります。各車が搭載するエンジンの規定仕様は、従来は排気量3.4ℓのV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンとされていましたが、現在は排気量2ℓの直列4気筒直噴ガソリンターボエンジンに。また、車両の最低重量は従来は1100kgでしたが、現在は1000kgとなっています。つまり、現在のGT500車両は従来のものよりパワフルで軽くなり、確実に速くなっているのです。

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タイヤのサイズに関する規定も一新されました。従来は前後輪ともに最大径が28インチ/最大幅が14インチとされていましたが、現在の規定ではホイールにタイヤを組みつけた状態で、フロントが最大幅336mm/最大外径685mm、リアは最大幅356mm/最大外径712mmとなっています。結果、リアタイヤのサイズは従来と変わりありませんが、フロントタイヤは直径と幅がともに約30mm小さいものになっているのです。

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車両がより速くなっているということは、ブレーキングやコーナリングでタイヤにかかる負荷が増大していることを意味しています。そうでありながらフロントタイヤのサイズは小さくなっているわけで、GT500クラスに参加するタイヤメーカー各社は技術的に非常に高いチャレンジに取り組んでいると言えるでしょう。

その中でミシュランは、3台のパートナーチーム車両がGT500クラスにシリーズ参戦した昨シーズンの全8戦において3勝をマーク。ミシュランタイヤを履いたNISMOのMOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が新生GT500クラスで初めてのチャンピオンを獲得し、当社の技術力の高さを端的に示す格好になりました。

MICHELIN_2015_SUPER GT_Basics_2015-sgt-gt500-overview_04.JPG※写真は2014年

  

さて、今シーズンのGT500クラスには昨シーズンと同じく15台がシリーズ全戦に出場する予定です。その車両の内訳は、日産GT-R GT500が4台、レクサスRC Fが6台、ホンダNSX CONCEPT-GTが5台。そして各車の使用タイヤの内訳は、ブリヂストンが10台、横浜ゴムとダンロップが1台ずつ、そしてミシュランが2台となっています。

  

2台のミシュランタイヤ装着車はともに日産GT-R GT500で、ディフェンディングチャンピオンであるNISMOのNo.1 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)とMOLAのNo.46 S Road MOLA GT-R(本山 哲/柳田真孝)。ともに昨年から不動のラインアップです。

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昨シーズン、MOTUL AUTECH GT-Rを駆った松田次生とロニー・クインタレッリのコンビは、第3戦オートポリスと最終戦ツインリンクもてぎの双方でポールtoフィニッシュを飾り、最終戦をランキング3位で迎えたところから逆転してシリーズチャンピオンを獲得しました。これによりミシュランは、過去4シーズンのうち3シーズンでGT500クラスを制するという圧倒的な記録を打ち立てることになりました。

MICHELIN_2015_SUPER GT_Basics_2015-sgt-gt500-overview_07.JPG※写真は2014年

  

今シーズンのミシュランの目標はもちろんSUPER GTの最高峰クラスを再び制することです。体制的には少数精鋭ですが、ブリヂストン勢らの強豪をタイヤのパフォーマンスで制し、2年連続・通算4回目のシリーズチャンピオン獲得を目指して戦ってまいります。

MICHELIN_2015_SUPER GT_Basics_2015-sgt-gt500-overview_08.JPG※写真は2014年

  

2015年SUPER GT GT500クラス ミシュラン・パートナーチーム

No.

エントラント

車名

ドライバー

1

NISMO

MOTUL AUTECH GT-R

松田 次生/ロニー・クインタレッリ

46

MOLA

S Road MOLA GT-R

本山 哲/柳田 真孝