【レースレポート】

2015年11月14日

冷たい雨に見舞われた最終決戦の公式予選。MOTUL AUTECH GT-Rは12位、S Road MOLA GT-Rは13位に

2015年SUPER GTシリーズ第8戦(最終戦) MOTEGI GT 250km RACE 公式予選

  • ■11月14日(土)
  • ■ツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡):全長4.801379km
  • ■入場者数:17,000人(主催者発表)

  

シリーズの前身である全日本GT選手権の創設から数えて22年目のシーズンであった2015年のSUPER GTもいよいよ最終戦。その公式予選がウェットコンディションのツインリンクもてぎで行われ、ドライバー選手権でトップと2ポイント差のランキング2位で今大会を迎えた松田次生/ロニー・クインタレッリ組のNo.1 MOTUL AUTECH GT-Rは予選12位、同じくトップと16ポイント差ながらチャンピオン獲得の可能性を残して今大会に臨む本山 哲/柳田真孝組のNo.46 S Road MOLA GT-Rは予選13位という結果になりました。

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ミシュラン・パートナーチームの2台を含むGT500クラスの6台の車両のドライバーコンビがチャンピオン獲得の可能性を持って迎えたシリーズ最終戦。このレースにGT500クラスの全車はウェイトハンデなしの状態で出走します。

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SUPER GTでは、参戦6戦目までは前戦までに獲得したシリーズポイントを1ポイント=2kgで換算して算出されたウェイトハンデが各車に課され、参戦7戦目になると換算係数が1ポイント=1kgとなり、さらに参戦8戦目ではウェイトハンデは撤回されるという仕組みのウェイトハンデ制度が施行されています。そしてGT500クラスに出場するのはシリーズにフル参戦している車両ばかりであることから、シリーズ第8戦である今大会はGT500全車にとって「参戦8戦目」であり、全車がウェイトハンデなしとなるわけなのです。

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舞台となるツインリンクもてぎのロードコースはタイトターンが多くストップ&ゴー的なレイアウトのセクションがいくつもあるサーキットです。SUPER GTでは例年、シリーズ最終戦の開催地となっています。

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そして今日のツインリンクもてぎは冷たい秋雨に震える一日となりました。雨はずっと降り続いたわけではなく、午前中の公式練習の間には上がる時間もありましたが、路面が乾き切ることはありませんでした。

  

  

【Q1(予選第1セッション)】

[セッション時間:15分/天候:雨/コース:ウェット/気温:15℃/路面温度:15℃]

  

少し前までは止んでいた雨がまた降り出した中でGT500クラスのQ1がスタートしました。どの車両も序盤はピットにとどまって 様子見を決め込むいつもの予選とは違って、ウェットコンディションとなった今回のQ1における各車は周回数を稼ぐべく、セッションが始まるや続々とコースインしていきました。

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No.1 MOTUL AUTECH GT-R

担当:松田次生 ベストタイム:1分49秒757/12位

  

前戦のオートポリスで今季2勝目を飾ったNo.1 MOTUL AUTECH GT-RはいつものようにQ1におけるタイムアタックを松田次生に託しました。松田はインラップを含めて4周をかけてタイヤを温め、計測周回4周目にフライングラップに入ります。そしてこの周回で1分49秒940をマーク。さらに2周後には1分49秒757にまでタイムを詰めていきました。

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さらなるタイム短縮を狙っていた松田でしたが、セッションの後半に入って雨脚が強まってしまったため、先に記録した1分49秒757が自己ベストタイムとなることに。第6戦菅生の予選と同じ12位という順位となり、明日の決勝レースは6列目のグリッドからスタートすることになりました。

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No.46 S Road MOLA GT-R

担当:柳田真孝 ベストタイム:1分49秒761/13位

  

第5戦鈴鹿の除く今シーズンの各レースと同様にNo.46 S Road MOLA GT-RのQ1は柳田真孝が担当しました。柳田はタイヤを温めながらも積極的なドライビングを見せ、計測周回4周目には1分49秒761を記録してきました。

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ところが、その後は雨量が増したためにタイムをさらに縮めることが難しい状況になってしまいました。なおもアタックを続けた柳田でしたが1分50秒を切るラップタイムは記録できず、先の1分49秒761を自己ベストタイムとして、予選結果は13位に。明日の決勝レースのスタートはNo.1 MOTUL AUTECH GT-Rの斜め後方のグリッドからとなりました。

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MICHELIN_2015_SUPER GT_08_Motegi_qualifying_10.jpg松田次生 (No.1 MOTUL AUTECH GT-R/NISMO)のコメント:

「朝の公式練習では、コース上の水量が少なくなったときに履いたタイヤとそのときのコンディションがうまく合っていて、いいタイムをマークすることができました(※公式練習でのNo.1 MOTUL AUTECH GT-Rは2番手タイムを記録)。ところが、午後のQ1では水量が多く、厳しい結果になってしまいました。でも、明日は天候が回復するという予報が出ていますし、このぐらいのポジションからスタートして優勝したこともありますから、とにかく目一杯追い上げていきます!」

  

  

MICHELIN_2015_SUPER GT_08_Motegi_qualifying_11.jpg柳田真孝 (No.46 S Road MOLA GT-R/MOLA)のコメント:

「Q1ではもう少し雨の量が少なくなることを予想して出ていったのですが、実際はちょっと外れてしまいました。ただ、コンディションに合ってないなりにタイヤのパフォーマンスを引き出すことは100%できたと思っています。明日の決勝レースはどんなコンディションになるか分かりませんが、良いペースで走り続けられると思います」

  

  

MICHELIN_2015_SUPER GT_08_Motegi_qualifying_12.jpg日本ミシュランタイヤ(株) モータースポーツマネージャー 小田島広明のコメント:

「今日の予選のコンディションに適切と思われるレインタイヤを朝の公式練習で何種類か試し、最適と思われるものを午後の予選に投入しました。しかし、Q1の状況では全体的にグリップが不足していました。

明日の決勝レースですが、ドライコンディションとなる可能性が高い天気予報が出ています。実際にスリックタイヤを投入できるレースになれば、低い温度域に対応するタイヤがかなり良い性能を示しているのでそこに賭けることができます。スタート位置が後方なのが厳しいことは確かですが、レースはやってみなければ分かりません」