【2015】

2015年6月11日

ル・マン2015フォトレポート 6月10日:公式予選1日目

今年のル・マン24時間もいよいよ走行初日を迎えました。
下の写真はお昼すぎにサーキットのメインゲート前で撮ったものです。数時間後にはフリープラクティスが始まろうというところでしたが、ご覧のように地元の方がメインゲート前にモペッド(足漕ぎペダル付きオートバイ)を停めてゆっくり観戦の準備をしていられる余裕がこの日のル・マンにはありました。それにしても、こんな場所であっても駐輪OKというところがすごいですね。

MICHELIN_2015_WEC_03_Le Mans_0610_01.JPG

  

観戦チケットは主催者のウェブサイトなどを通じて事前に購入手続きを取ることができますが、当日、現地で購入することもできます。スタッフはフランス語だけでなく英語も話せる方ばかりですし、みなさん親切です。

MICHELIN_2015_WEC_03_Le Mans_0610_02.JPG  

レンタカーなどのクルマでお出かけの場合は駐車券も購入する必要があります。常設のブガッティ・サーキットの施設エリア内にある駐車場は緑、ブガッティ・サーキットの外にある駐車場の中でブガッティ・サーキットの入場ゲートに近いエリアにあるものは赤、入場ゲートから遠いエリアにある駐車場は青、ブガッティ・サーキットから離れてル・マン24時間サーキットの公道区間の周辺に確保されている駐車場は黄色でゾーン分けされていて、それぞれ料金が異なります。

近年のル・マン24時間は再び人気が高まる一方で、昨年はレースウィークに入っても残っていた赤ゾーンの駐車チケットが今年は5月末の時点で予約により完売になったくらいです。観戦チケットはともかく、駐車場の事前確保はもはや必須です。ただし、指定の駐車場を使わなければならないのは決勝レースの開催日である土曜日と日曜日だけの話で、金曜日まではブガッティ・サーキットの外にある駐車場であればどこを利用してもOKだったりします。

MICHELIN_2015_WEC_03_Le Mans_0610_03.JPG  

サーキットの周辺にはキャンプできる場所が至るところに確保されていて、テントを張っている人たちをすでにたくさん見かけました。この日は水曜日で、決勝レースが終わるのは日曜日の午後。つまり、少なくとも5日間はここで寝泊まりしようというわけです。ちなみに、手前のトヨタGT86(日本名トヨタ86)は一見すると大会のオフィシャルカーのように見えますが、本当はイギリスからやって来たこちらのお客さんのクルマでした。みなさん好き者です。

MICHELIN_2015_WEC_03_Le Mans_0610_04.JPG  

サーキット内には様々なブースや販売店が建ち並んでいて、それらを見て回るのもル・マン24時間の大きな楽しみです。決勝レースが近付くにしたがってサーキットへの人出も増えますから、ゆっくり見て回るならこの水曜日や木曜日にはサーキットを訪れたいところです。実際、今日のお昼すぎであればベビーカーを押しながらでもゆっくり見物できる余裕がありました。土日になるとこうはいきません。

MICHELIN_2015_WEC_03_Le Mans_0610_05.JPG  

今年、ル・マン24時間のトップカテゴリーに久々の復活を果たした日産は、プロモーションにもとても力を入れています。ブースには今大会でデビューしたばかりの日産GT-R LMニスモが。それも展示するだけでなく、身体の小さな子供を対象に、コクピットに乗り込むことができる特別企画も実施。スタッフがお母さんとのツーショットを撮影してあげていました。

MICHELIN_2015_WEC_03_Le Mans_0610_06.JPG  

日産は電気モーターだけを動力源とする車両ばかりを展示したブースも別に設けています。市販のリーフとともに展示されていたのは、昨年大会に出場したZEOD RC(真ん中の車両)とリーフ・ニスモRCです。

MICHELIN_2015_WEC_03_Le Mans_0610_07.JPG  

ル・マン24時間の常連であるアメリカンスポーツカー、シボレー・コルベットの最新モデルC7も堂々展示されています。装着されているタイヤはもちろん、ミシュランがこのクルマのために専用開発したミシュラン・パイロット スーパースポーツZPです。

MICHELIN_2015_WEC_03_Le Mans_0610_08.JPG  

LMGTE ProとLMGTE Amの両クラスでコルベットのライバルとなるポルシェの展示車両にはビックリ。なんとボディの片側がレゴ(組み立てブロックの玩具)で作り出された911 RSRです。使用されたレゴ・ブロックの数は約38万個! フロアの底辺からルーフのトップまではブロックを122段積み上げるなどして、4人がかりで633時間かけて制作された大作です。ミシュランのロゴやリア下部の空力パーツなど、細部の造形の再現性も驚くほど高くて脱帽です。

MICHELIN_2015_WEC_03_Le Mans_0610_09.JPGMICHELIN_2015_WEC_03_Le Mans_0610_10.JPG  

新しいクルマばかりでなく、古いクルマも熱い注目を集めていました。アルピーヌはブランドの誕生60周年を記念して、往年のアルピーヌ・ルノーA110を特別なステージに展示。この個体はほとんど走行していないのか、本当にピカピカでした。

このアルピーヌ・ルノーA110はラリーにおいて長く活躍し、WRC(FIA世界ラリー選手権)ではシリーズの初年度である1973年シーズンにおけるマニュファクチャラーズタイトルをミシュランとともに獲得しています。

MICHELIN_2015_WEC_03_Le Mans_0610_11.JPG  

トヨタも大きなブースを設けています。その入口では2台の世界チャンピオンマシン、カローラWRC(1999年WRCマニュファクチャラーチャンピオン)とTS040ハイブリッド(2014年WECドライバー&マニュファクチャラーチャンピオン)がお出迎え。

MICHELIN_2015_WEC_03_Le Mans_0610_12.JPG  

お客さんが自らインパクトレンチを使ってTS040ハイブリッドのタイヤ交換を体験できる企画も行われていました。何人ものお客さんが、取り外したタイヤ&ホイールを持ち上げたところその大きさから想像していたよりもはるかに軽いことに驚かれていました。

MICHELIN_2015_WEC_03_Le Mans_0610_13.JPG  

ミシュランタイヤとともに1999年のWRCでマニュファクチャラーズタイトルを獲得したカローラWRC。その年をもってWRC参戦を一端終えたトヨタですが、2017年から再び参戦します。

MICHELIN_2015_WEC_03_Le Mans_0610_14.JPG  

ミシュランももちろんブースを設けて多くのお客さんに楽しんでいただいています。

この写真は、あらゆる性能を追求するミシュラン・トータル・パフォーマンスのコンセプトが実際のタイヤにどう反映されているのかをスタッフが一生懸命に説明しているところですが、お客さんがみなさん「ほほ〜」と熱心に聞き入ってくださっている様子が印象的でした。

MICHELIN_2015_WEC_03_Le Mans_0610_15.JPG  

ミシュランブースには昨年モデルのアウディR18 e-tronクワトロが持ち込まれ、ドライビングシミュレーターによるル・マン24時間サーキットの走行をお客さんが無料で楽しんでいただけるようになっています。マシンの動きに合わせてコクピットが上下左右に動くので、かなり楽しそうです。

MICHELIN_2015_WEC_03_Le Mans_0610_16.JPG  

午後4時から行われたフリープラクティスは雨混じりの天候で、ウェットコンディション用のレインタイヤ、グループ(溝)はないもののある程度濡れた路面にも対応するミシュラン独自のハイブリッド・インターミディエイトタイヤ、そしてドライ用のスリックタイヤがいずれも活躍することになりました。

MICHELIN_2015_WEC_03_Le Mans_0610_17.JPG  

フリープラクティスの後半から天候は安定し、午後10時から行われた公式予選の1回目のセッションではポルシェ・チームのNo.18 ポルシェ 919ハイブリッドをドライブしたニール・ジャニが3分16秒887という驚異的なタイムを叩き出してトップにつけました。このタイムは、昨年大会の公式予選で中嶋一貴がトヨタ TS040ハイブリッドによって記録したポールタイム3分21秒789を5秒以上も一気に縮める圧倒的な新コースレコードでした。

MICHELIN_2015_WEC_03_Le Mans_0610_18.jpg