【2015】

2015年6月15日

ル・マン2015フォトレポート 6月14日:決勝レースフィニッシュ!

チェッカーフラッグが振られ、全車両がクールダウンラップを終えてしばらくすると、先ほどまで24時間にわたってレーシングマシンが疾走し続けていたコースが開放され、観客が表彰台の前に押し寄せました──。

2015年のル・マン24時間耐久レースが終了しました。総合優勝はポルシェ・チームのNo.19 ポルシェ 919ハイブリッドをドライブしたニコ・ヒュルケンベルグ/アール・バンバー/ニック・タンディのトリオが手にしました。

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暗闇の中でもコース上では各車の全力走行が続くル・マン24時間ですが、パドックは人の動きが減り、ある種の静けさが漂います。24時間レースならではの雰囲気です。

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夜が明けた6月14日(日)の朝の空は曇天でした。ミシュランのタイヤサービスでは、ひっきりなしに持ち込まれるパートナーチーム各車の使用済みタイヤをホイールから外して新品タイヤを組み付ける作業が夜の間もずっと行われていました。

今回のル・マン24時間におけるミシュランタイヤ装着車は全部で41台にのぼりましたが、それらの車両のためにミシュランは約7000本のタイヤを15台のトラックに積み込んで現地に持ち込んでいました。

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使用済みタイヤをタイヤサービスに持ち込み、新品タイヤを持ち出すのは原則的にレーシングチームの側が行いますが、ミシュランが運ぶ場合もあります。そのとき活躍するのがこちら。かつてはF1のコンストラクターとして活躍したリジェが製造する電動車両です。

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こちらはアウディ・スポーツ・チーム・ヨーストのタイヤ運搬車。アウディのバッヂがついていますが、そもそもは日本の某自動車メーカーが80年代に製造した軽トラックです。古い軽自動車の規格でコンパクトであるところが気に入られているようで、同チームで長年愛用されています。

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レース中、ポルシェ・チームのドライバーのレーシングスーツが屋外で干されていました。トップカテゴリーのスプリントレースでは、こうした光景を目撃することは今やほとんどありません。長丁場であるル・マン24時間ならではのものがありますね。

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現地時間の6月14日(日)午後3時、第83回ル・マン24時間は無事フィニッシュを迎えました。ポルシェ・チームのNo.19 ポルシェ 919ハイブリッド(N.ヒュルケンベルグ/E.バンバー/N.タンディ)とNo.17 ポルシェ 919ハイブリッド(T.ベルンハルト/M.ウェバー/B.ハートレー)が1-2フィニッシュを決め、ランデブー走行でチェッカーを受けました。

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24時間レースを戦い抜いた車両はしばらくの間、「パルクフェルメ」と呼ばれるエリアに留め置かれます。様々なル・マン出場車両がこれだけ密集したところを目にすることができるのはこのときだけです。

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レース終了からしばらくするとコースが開放され、大勢の観客がコースになだれ込みます。そしてコース上から表彰式を見ることも、思い思いに記念撮影を楽しむこともできます。自転車でコースに入っていってもおとがめなし。レースを支配していた緊張感から解き放たれた、実にル・マンらしいひとときです。

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観客はレース後のピットロードに入っていくこともできます。今大会を制したポルシェ・チームのピット前は特に大混雑になっていました。

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ポルシェのフラッグを翻しながら第1コーナーを目指す観客。耐久レースの名門の完全復活を実にうれしく、そして誇らしく感じている様子でした。

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24時間レースのお務めを終えてホッとひと息をついていらっしゃったオフィシャルのみなさん。「写真を撮ってくれてありがとう」と言われましたが、こちらこそありがとうございます。そして、本当におつかれさまでした!

オフィシャルはあくまでボランティアで、こうした方々に支えられることで世界最高の耐久レースは成り立っているのですね。

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使用済みタイヤをすべて回収し、ミシュランのトラックが帰路に就きます。このル・マンから本社および製造工場のあるクレルモンフェランまで高速道路で約480km。世界最高の耐久レースは、ミシュランにとっては最も身近な場所で開催されるレースでもあるのでした。

ともあれ、今年のル・マン24時間はこれで無事終了しました。また来年!

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2015年ル・マン24時間 決勝レース結果

■LMP1クラス
1.  No.19 ポルシェ 919ハイブリッド(N.ヒュルケンベルグ/E.バンバー/N.タンディ) 395周
2.  No.17 ポルシェ 919ハイブリッド(T.ベルンハルト/M.ウェバー/B.ハートレー) - 1周
3.  No.7 アウディ R18 e-tronクワトロ(M.ファスラー/A.ロッテラー/B.トレルイエ) - 2周
4.  No.8 アウディ R18 e-tronクワトロ(L.ディ・グラッシ/L.デュバル/O.ジャービス) - 3周
5.  No.18 ポルシェ 919ハイブリッド(R.デュマ/N.ジャニ/M.リーブ) - 4周
6.  No.2 トヨタ TS040ハイブリッド(A.ブルツ/S.サラザン/M.コンウェイ) - 8周
7.  No.9 アウディ R18 e-tronクワトロ(F.アルバカーキ/M.ボナノーミ/R.ラスト) - 8周
8.  No.1 トヨタ TS040ハイブリッド(A.デビッドソン/S.ブエミ/中嶋一貴) - 9周
9.  No.13 レベリオンR-One・AER(A.インペラトーリ/D.クライハマー/D.アプト) - 59周
10. No.12 レベリオンR-One・AER(N.プロスト/N.ハイドフェルト/M.ベシュ) - 65周
■LMP2クラス
1.  No.47 オレカ 05・日産(M.ホーソン/R.ブラッドレー/N.ラピエール) 358周
2.  No.38 ギブソン 015S・日産(S.ドラン/M.エバンス/O.ターベイ) + 0'48.182
3.  No.26 リジェ JS P2・日産(R.ルシノフ/J.カナル/S.バード) + 1'47.522
■LMGTE Proクラス
1.  No.64 シボレー・コルベットC7.R(O.ギャビン/T.ミルナー/J.テイラー) 337周
2.  No.71 フェラーリ F458イタリア(D.リゴン/J.カラード/O.ベレッタ) - 5周
3.  No.51 フェラーリ F458イタリア(G.ブルーニ/T.ヴィランダー/G.フィジケラ) - 7周
4.  No.95 アストンマーチン・ヴァンテージV8(M.ソレンセン/N.ティーム/C.ニガード) - 7周
5.  No.91 ポルシェ 911 RSR(R.リーツ/M.クリステンセン/J.ベルグマイスター) - 10周
6.  No.99 アストンマーチン・ヴァンテージV8(F.リース/A.マクドウォール/R.スタナウェイ) - 17周
■LMGTE Amクラス
1.  No.72 フェラーリ F458イタリア(V.シャイター/A.ベルトリーニ/A.バソフ) 332周
2.  No.77 ポルシェ 911 RSR(P.デンプシー/P.ロング/M.シーフリート) - 1周
3.  No.62 フェラーリ F458イタリア(W.スウィードラー/T.ベル/J.セガル) - 2周
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