2012年WRC第5戦ラリー・アルゼンチンが4月26〜29日に開催され、9年連続チャンピオンを目指すセバスチャン・ローブ(シトロエンDS3 WRC)が快勝。これでローブはWRCで通算70回目となる総合優勝を獲得しました。2位にはチームメイトのミッコ・ヒルボネン(シトロエンDS3 WRC)が入って、シトロエンは今シーズン2度目の1-2フィニッシュとなりました。また、今回のラリーではダニエル・ソルドが一戦限りのフォードワークスからの出場を行い、初めて乗ったフォード・フィエスタRS WRCで3位を走り続けるパフォーマンスを見せましたが、最終ステージで痛恨のマシントラブルに見舞われてリタイア。代わって、前戦ラリー・オブ・ポルトガルでキャリア初優勝を飾ったマッズ・オステベルグ(フォード・フィエスタRS WRC)が3位でフィニッシュすることとなりました。

2012年WRC第5戦ラリー・アルゼンチン

■スタート:4月26日(木) ■フィニッシュ:4月29日(日)

■スペシャルステージ:全18カ所=計502.73km ■総走行距離:1770.92km

 

 2012年WRC第5戦ラリー・アルゼンチンは、シーズン前半に6戦連続で開催されるグラベルイベントの3戦目。月面を思わせる荒涼とした山肌を駆け上がっていく名物スペシャルステージの「エル・コンドル」をはじめ、ウォータースプラッシュやビッグジャンプなど、様々な定番セクションが待ち受けている一戦です。ステージの路面は基本的には砂質で、タイヤの摩耗は穏やかですが、砂の中に尖った石が無数に潜んでいることから、タイヤをパンクさせるリスクがつきまとうラリーでもあります。

 3月29日〜4月1日に開催された2012年WRC第4戦ラリー・オブ・ポルトガルは、大会2日目から大荒れの天候となりましたが、ミシュランのグラベル用WRC公式タイヤ「ミシュラン・ラティテュード・クロス」が様々なコンディションへの対応能力の高さを発揮し、悪条件の中でもレベルを落とすことのない競技の進行を後押ししました。そしてラリーは、ミッコ・ヒルボネン(シトロエンDS3 WRC)がトップでフィニッシュしたものの、彼の車両には競技後の再車検で規定違反が見つかって失格に。その結果、フォードのサテライトチームであるアダプタ・ワールドラリーチームのマッズ・オステベルグ(フォード・フィエスタRS WRC)がキャリア初のWRC総合優勝を手にすることとなりました。

  • 1