先輩社員の声 voices

Sさん 材料開発部 2007年4月入社

目の前の目標。自分の作品をたくさん生み出すこと。近い未来の目標。世界レベルのコンパウンドデザイナーへ。

私の仕事・現在編

生み出す苦労と達成感 自分の作品が市場へ

タイヤの開発に欠かせない素材、ゴム。開発の現場ではコンパウンドと呼ばれ、ゴムに加えてカーボンやシリカといった補強材や、劣化を防止する化学薬品を融合させた見た目では想像できないハイテク技術の結晶です。ゴムの性能を決定づける配合を200種類以上の素材から選び、今までにないコンパウンド設計・開発するコンパウンド・デザイナーと呼ばれるのが私の仕事。雪道でも滑らないグリップ性能と摩耗性を両立する素材とは?軽量化と耐久性を両立させる素材とは?相反する課題と常に向き合いながら、技術で解決していきます。

この仕事の面白さは、クイズのように明確な正解があるわけではなく、要求させる性能を導き出すのに何通りもの組み合わせがあるということ。つまり、その人の知識や技術の深さ、そして発想の転換で自分なりの正解をつくり上げることが可能なのです。ミシュランの中で、エンジニアというよりデザイナーと呼ばれる理由もここにあります。だから、その人の個性が作品に出る。タイヤを見れば、あの人の作品なんだって一目でわかる。私も入社以来、ずっと開発・改良を続けているコンパウンドがあります。難しさは、性能の向上だけではなく、中国やタイの生産工場においての量産化が可能なプロセスを実現させること。配合から量産まで自分が責任を持って担当しました。全ての問題が解決し、自分の作品が市場へ出たときの達成感は忘れられません。やっと私も認められたんだな、と本当に嬉しくなりました。

私の仕事・過去編

英語力は、あくまでツール。大事なのは、自分自身の意思。

研究ではなく、開発を手掛けたい。できれば、色んな国の人と関わりながら。そう考えてミシュランを選びました。元々好奇心が旺盛なのかもしれませんが、英語は全く得意ではありませんでした。私は中国やタイ、フランス、アメリカと英語でミーティングを行っていますが、上司の意見と自分の意見が違うと思い、後から「あの時の意見はこうだったと思います」と言ったことがあります。返ってきたのは「自分の意思をはっきりさせないと誰も動けない。なぜその時違うと言わなかった」という一言。この時、私は英語力が足りないから言えなかったのではなく、自分の意見が浅いからその場で言えなかったのです。大事なのは、自分の意思そのもの。意思があり、責任感を持てば、仕事に必要な英語力は自然と身に付いていきますよ。

私とミシュラン

仕事で女性エンジニアを意識したこと、正直ありません。

私のまわりには10名ほどの女性エンジニアがいますが、恐らく誰も女性を意識せずに働いていると思います。元々、ミシュランには年齢や性別に関係なくその人の人間性を重視する雰囲気がありますし、世界中の国の人と一緒に仕事を進めているグローバル企業ですから。ここでは、自分で、自分の仕事をマネジメントできる人が活躍しています。私の今の目標は、この分野で深く技術を掘り下げ私の作品と呼べるコンパウンドを次々と生み出すこと。そしてその先には、世界で認められるコンパウンドデザイナーになるという目標があります。これは決して夢ではなく、自分が技術を突き詰めているうちにゴールが見えてきた具体的な目標です。

私のプライベート

ミシュランが社員旅行?意外な一面も、あるんですよ。

那須に軽井沢。同じチームのメンバーと旅行に結構行きます。もちろん強制ではなく自由参加で。いわゆる社員旅行ですが、アメリカ人、フランス人と日本人が一緒に騒いでいる姿は、他の人から見ると社員旅行には見えないかもしれませんね。ミシュランと聞くと、いわゆる外資系のイメージがあるかもしれません。でも、皆が本気で仕事に向き合っているからこそ、相手を認める意識が生まれ、本当の意味で仲がいいのだと感じます。もちろん、交通手段はクルマで。私は元々クルマにはあまり興味はなかったのですが、クルマの中でクルマ好きの方の話を聞いているうちに、自分もクルマ好きになってしまいました。今はドライブを楽しみながら休日を過ごしています。新しい楽しみが増えたのも、この仕事のおかげなんでしょうね。